喧嘩日和28 ページ30
『それでね、その時ミアがね』
レオ「ああ」
Aのベットの上で会話を弾ませる二人。この2人がまともに会話しているのなんて珍しいこともあるものだ
『ミアはほんとに凄いんだ。何でも出来るしそれを見せびらかすことも無い、いつも気を使ってくれるし優しいんだ』
寮生活で離れるのは寂しいけどねと元気なく呟くA
レオ「・・なら連れてこればいいだろ」
『え、』
レオナの提案に驚いたのか目を見開かせる
レオ「そんなに優秀なら体験入学くらいできるだろ。お前が使用人のことそこまできにかけるの珍しいからな」
王族では無いとはいえニュクス家も伯爵家である。使用人とは距離を撮るのが通常であるがAの性格からそれはしない
それにしたって一人の使用人ついてそこまで話すと言うことは幼少の頃から一緒にいた側仕えなのだとレオナは瞬時に理解した
『で、でも』
レオ「(性別のことを)心配してんのか?お前と同じ部屋なら(女の)そいつも安心するだろ」
レオナの言葉にぱぁぁと顔が明るくなる
『ほんとにほんと?ミアを連れてきてもいいの??』
Aのテンションが分かりやすく上がる。ミアは学校に通ったことがない家のことがある手前通えなかった学校に通わせてあげたいと前から思っていたからだ
それにレオナが自分の大切な人のことを気遣ってくれたのが何より嬉しかった
レオ「ああ、寮長の俺が言ってんだ。クロウリーも許可するだろ((『愛してる!!』
Aは喜びのあまりレオナに抱きつきじゃあ早速ミアに連絡してくると意気揚々に部屋を飛び出した
レオ「・・・」←Aの愛してるを噛み締めてる
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数日後
ミア「本日よりしばらくのあいだこちらでお世話になりますミアと申します。皆様どうぞよろしくお願い致します。」
ぺこりと頭を下げるミア
Aはミアー!と喜んでいる
寮生達も新しい仲間を歓迎していた。ただ一人を除いて
レオ「おい…Aどういうことだ」
彼の低い声がAに向けられる
『ん?あー!ミアが女だと思ってたんだ。私が昔間違えて女の名前つけちゃったの〜』
レオナの顔がひくつく、こんなはずではなかったと
ミア「寮長様よろしくお願い致します。」
ミアの丁寧な挨拶にさえ不快感を持つ
レオ「今すぐ出ていけ」
『はあ!?』
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柿助 - あぁぁぁずきぃ、頑張って下さいぃ (2021年2月20日 10時) (レス) id: fedb05499d (このIDを非表示/違反報告)
山茶花(プロフ) - ミックスジュースさん» ありがとうございます!更新頑張りますね! (2021年1月28日 21時) (レス) id: ffdbcabc04 (このIDを非表示/違反報告)
山茶花(プロフ) - イチゴアメさん» ありがとうございます!好きだなんて嬉しいです! (2021年1月28日 21時) (レス) id: ffdbcabc04 (このIDを非表示/違反報告)
山茶花(プロフ) - ゆうなさん» ありがとうございます!私も書いててにやけてしまいます笑 (2021年1月28日 21時) (レス) id: ffdbcabc04 (このIDを非表示/違反報告)
ミックスジュース - クッソ....可愛いかよ← 投稿頑張ってください!応援してます! (2021年1月28日 17時) (レス) id: f935ff1209 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:山茶花 | 作成日時:2020年12月2日 22時