【呪術廻戦】今日も年上事務員に翻弄される (ページ6)

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『補助監督ですか…』

夜蛾「ああ、お前の事情は知ってるいるがどうにも人が足りなくてな」

夜蛾の渋い表情にAは困ったように眉をさげる

万年人手不足のこの世界では呪術師だけではなく補助監督の人手も足りていない

事務員や窓と違い補助監督は現場に赴く呪術師程ではないが危険は多い

そもそも窓や事務員ら術式がないものや恵まれなかったものが多いだから進んで危険性のある補助監督を選ぶものは少ない

Aはまた違う理由で事務員をしているのだがそれはまたの機会に

とにかくAはあえて補助監督の道は選ばなかったそれは夜蛾も承知しているし言葉では伝えていないが恐らく上からの指示があったのだろう

『任務の内容と担当の呪術師は決まっていますか？』

夜蛾「ああ。内容は呪物の封印担当の呪術師は庵歌姫だ知っているな？」

夜蛾の言葉にこくりと頷く

女性の呪術師が少ないこの世界で活躍する女性呪術師の名前はAの頭に入っている

Aが可愛がっていた後輩の一人だ

『歌姫ちゃんですか。分かりましたそれなら引き受けます』

二級呪術師と呪物の封印だけの簡単な任務

本当に人手が足りなくて帳を下ろせるなら誰でもいいということでAに白羽の矢が当たったのだろう

特にトラブルもなく終わるはずの任務

まあ、事務室にきた夏油がAが任務に行ったことを知り暴れ倒した事件はあったがそれ以外は普通に終わるはずだった

『仕事を無くして困ってる方をお連れしました。しばらく私の家でお世話する予定です』

甚爾「よろしく頼むぜ」

Aが伏黒甚爾を拾ってくるまでは

夏油「元の場所に捨ててきてください」