【呪術廻戦】喰種少女は呪いを喰らう (ページ4)

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夏油「うん。夏油もっかい言ってみて」

『ゲトー』

五条「遊んでんなよ。ほら、五条」

『ゴジョー』

家入「お前もだろ。硝子」

『ショーコ』

五・夏「「あ、ずるい」」

Aは人間は喰種を恐れている出会ったら殺そうとしてくると老人から教わっていたので三人の様子に戸惑っていた

五条「つーか例の呪詛師ってこいつだろ？」

『？』

夏油「この様子じゃ呪霊が何かも理解してないみたいだね」

家入「呪霊がいる場所に死体があるって学んで喰ってたってとこか。わざわざ花をたむけるなんて真面目なやつだな」

普通死体とはいえ人が食べられているところを見れば怯えたり拒絶したりするのだがこの問題児三人組は真っ当に呪術師としてイカれていた

呪霊を祓って救えなかった命を"有効活用"するのは何も悪いことはない

特に呪霊に襲われた死体の解剖の手伝いをすることもある家入はすんなり受け入れられたしなんなら素直で無垢なAのことを気に入っていた

五条「あー、ただ報告どうする？」

夏油「呪詛師ではなかったけど喰種でしたでは彼女の身が危ないね」

家入「報告書偽装すればいい話だろ。それにこっちの世界は何かと死体が手に入る」

こいつにとっても都合はいいはずと家入が付け足すと三人は首を縦にふった

夏油「私達と一緒に来て欲しいんだけど、えっと、君の名前を教えてくれるかな？」

Aは目をぱちくりとさせる

老人が死んだあの日からずっと誰にも呼ばれなかった名前

寂しくて一人で名前を呼んだこともある

教えたらこの人たちは呼んでくれるのだろうか

『・・・A』

夏油「Aか、いい名前だね」

五条「じゃ、行くぞA」

家入「可愛い名前、A行くよ」

Aは顔をほころばせる

『ゲトー、ゴジョー、ショーコ』

名前で呼ばれることも誰かを呼ぶこともこんなに嬉しいなんて知らなかった