【呪術廻戦】喰種少女は呪いを喰らう

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『九尾A』


家入「うん。上手にかけてるよ」


Aの頭をよしよしと撫でると嬉しそうにへへと笑う



『ショーコ』


家入「ん？」


『ショーコはどうかくの？』


家入「私か？私はこう"家入硝子"」


『"家入硝子"』


Aは家入の字を真似て書きまた頭を撫でられにへらと笑う



家入はそんな様子を見ながらそこはかとない癒しを感じていた


同期は言わずもがなのクズ二人

後輩は可愛げはあるが男だしそんなに関わりもない


同性の先輩は卒業して任務にあけくれているからなかなか会えない



『？』



同期で女で素直で可愛げがあって自分に100パーセント好意を向けてくれる存在




家入「やっぱ今からでも家入にならない？」



『・・・(フルフル』



家入「そっか。残念」



『ゲトーとゴジョーはどうかくの？』


Aはどうやら文字を書くことが楽しいらしく知っている人の名前を覚えたいと家入に聞いた




家入「あいつらは・・・いや、私が教えるより直接聞いてやんな」



『こく)』



夜も遅かったので寝る準備に入ったがAは床にね転ぼうとした



家入「そこはダメ。こっちおいで」



ベッドに誘われ布団の中に潜り込むと包み込むような温かさに一気に眠気が襲う



老人から人間に心を許すな人間の前で眠るなと口酸っぱく注意されていたのにAはそれを忘れ安心しきって眠りについた



森の中で過ごす孤独の時間



死体を捜して喰らう虚無の時間



それを打ち消す人間に出会ってしまえば



Aはもう元の生活に戻ることは出来なかった

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