異種 ページ2
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夜蛾「ここ最近報告にある呪霊が既に祓われて残った場所に腕のない死体が複数件報告されている。どれも死体には花がたむけられていて人間・・恐らく呪詛師の仕業と思われる」
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五条「呪詛師が死体に花を供えるとか意味わかんねー」
夏油「まだ、呪詛師と決まったわけじゃないよ。」
家入「クズ共文句言ってないでさっさと歩け」
夜蛾の命を受けて呪詛師?が出没したと言われている山に調査に来た三人
人里離れた山の奥に人がいるのかも怪しいが五条の目には確かに残穢を感じるらしい
五条「あー、なんだこれ。呪力でもねーな、」
五条は目元を抑えながら辺りを見るが今まで感じたことの無い気配が見えるだけで何かまでは分からなかった
家入「・・おい、あそこ」
五条が探している間に家入が崖の下に何かを見つけたようで小さな川が流れる横にはおびただしいほどの赤が広がっていた
夏油「死体かな…呪霊の仕業か呪詛師の仕業か」
報告にある花はたむけられてないようなので恐らくは呪霊の仕業だろうが
五条「男の死体だな。こんな所に何しに来たんだか・・」
五条が崖の下に降りようとしてピタッと止まる。呪霊の気配がしたからだ
夏油「報告だと二級って聞いてたけど」
五条「あー、これは一級だな硝子はここにいろよ」
家入「言われなくても・・あ」
家入の声に二人はふたたび崖の下に視線を落とす
呪霊の前に一人の少女が立っていた
呪霊と向き合って立っているから恐らく視える側
少女は呪霊に向かって頭を下げると少女の腰の下あたりから尾のような赤い何かがでてきた
九本のそれは呪霊に向かって勢いよく飛び出し呪霊を串刺しにした
夏油「・・なんだ、あれは、」
家入「呪詛師?にしてはあんな術式ありか?」
二人は少女に気づかれないように姿勢を低くし様子を伺う
五条はというと碧い瞳をこれでもかと見開き少女を見つめていた
次の瞬間
『いただきます』
少女は襲われて死体となった男の体から腕だけ抜き取り男の顔についた血は綺麗に拭き取り花をたむけた
家入「……まじか」
夏油「……食べてる」
普段から死体など目にすることも多く普通の学生よりは動じないとはいえそれは中々にショッキングな光景だった
夏油「さと・・・悟!?」
夏油は隣にいる五条に声をかけようとしたがそこに姿はなく気づけば少女の前に立っていた
五条「お前喰種?」
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馬鹿です - りんごさん» それな!これからどうなるのか気になる!! (2022年2月13日 8時) (レス) @page14 id: ce6d71be85 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - どうなるの (2021年11月16日 20時) (レス) @page14 id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)
青 - 夢主バンジョーみたいに義務教育受けてないのにここまで頭良くなるもんか? (2021年8月19日 8時) (レス) id: ae6820d484 (このIDを非表示/違反報告)
ツナマヨ。(プロフ) - かわええ…() (2021年8月10日 21時) (レス) id: 1fc8a1ec14 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - まじで面白い (2021年8月9日 13時) (レス) id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:山茶花 | 作成日時:2021年7月31日 22時