【呪術廻戦】私の可愛いSub達

可愛い子達3 ページ5

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『これで最後かな。お疲れ様げとうく・・』



黒い呪霊の玉をじっと見つめごくっと飲み込んだ夏油



夏油「・・どうしたの？ああ、これ見るの初めてだっけ」




なんともないから早く帰ろうと言う夏油の言葉にもAは動かない



夏油は面倒だと思った。呪霊を取り込む瞬間を初めて見た人間の反応は様々だがどれもいいものではない



気持ち悪いというもの、やたら心配し憐れんでくるもの


どちらもなんともないと言えばそれ以上聞いてくるわけでもなく次の任務の時には慣れている



本気で心配なんてしていない



夏油「取り込み方は気持ち悪いかもしれないけど本当になんでもないから早く帰ろ((『夏油くん』





Aが誰か言葉を遮る所を見たのは初めてだった



彼女はいつもにこにこと話を聞き五条のウザ絡みにもにこやかに笑って対処してる



なのに




夏油は分からなかった



ただ微笑んでるだけで何を考えてるか分からなかった



クラスメイトとはいえそれほど深い仲でもない



Aと行動を共にしたりplayすることもある家入ならすぐにAが怒っていることに気づいただろうが夏油は分からず面倒だから先に帰るよといって帰路に向かおうとした時




『夏油くん待って』



夏油「ｯｯ、」




ただ待ってと言われただけ


もちろんCommandでもない


ただの会話なのに夏油の全身は熱くなった



AはSubを尊重する


Subが大切だしそれよりもまず仲間だ


無理やりplayなんてしないしデリカシーなく踏み込むつもりだってない




『私ね我慢する子って偉いと思うの客観的に自分が見えてる。迷惑をかけないように気を使えるとってもいい子』



夏油「……ッ、」



優しい口調優しい声音


何一つ怯える点などないのに夏油の体は震えが止まらない


まるでイタズラがバレた子供のようにカタカタと体を震わせる



『でもね、我慢の限界を知らないお馬鹿な子もたまにいるの。そういう子はきちんと躾てあげて大丈夫だよ頼っていいんだよって教えてあげるのが飼い主のつとめだと思うんだよね』



夏油「……、それは君のペットの話かな？」



『うん。そうだよ。私のペット(式神)も野良猫ちゃんも我慢ばっかするの。だから他にも我慢してる子がいたらほっておけなくて』




playの選択権は常にSubにある


Aはplayの強要なんてしない


ただ、playしたいと思わない訳では無い



『夏油くん。』




この真っ直ぐな瞳に逆らえるものなどいるのか

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