お飾り3 ページ5
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かっこいい人は土下座までかっこいいのか
そんな現実逃避をしながら頭をあげてくださいと私も土下座した
主人より頭が上にあるなんて許されないが彼の綺麗な土下座より低くする方法はあるだろうか？
とりあえず穴を開けて埋まればいいのか？
先に頭を上げてくれ、いいえ貴方様からと押し問答を続け結局二人してフローリングに正座する形に落ち着いた
が、どうすればいいのだろう
夏油様とは初めてお会いした日から会ったことは無い
私のことを猿と嫌っているし話はおろか視界に入れることすら嫌がっていたはずなのにどうしてこんな事に
夏油様は正座をしたまま黙っている
私から話しかけた方がいいのだろうか。でも、猿の声なんて聞きたくないだろうし主人の許可無く女が前に出るのは家にいた時散々叱られたからだめなはず
どうしようかとオロオロしていると夏油様の方から声をかけてくださった
夏油「悟に君のことを聞いた」
悟…？
もしやご友人の五条悟様のことだろうか
五条家の嫡男
無下限と六眼の抱き合わせの雲の上のお方
何度かお家関係で見かけたことはあるけど話したことなんてない
そんな方が何故私のことを
『聞いたといいますと…？』
夏油「私は……君は令嬢だから甘やかされて育ったのだと……上層部の腐り具合には嫌気がさしていたし」
上層部が保身のためにしか動かないのは呪術界では当たり前になっている
五条悟様はそんな上層部を腐ったミカンと称し教育という形で呪術界の改革をはかろうとしてらっしゃると噂で耳にした
そのご友人である夏油様も同じ想いなのだろう
腐ったミカンにはもちろん私の実家も含まれる
夏油様の元へ嫁いでから彼のために生きると決めた
彼が望むなら家の不利益な情報も流すし没落させる手伝いだってする
皮肉なことに男を立て呪術師の命令に逆らうなと仕込んだ本家に私は牙を向けることになる
『どんな事でも協力致します。不利益な情報も屋敷の構図でも私が持ちうる情報なら全て』
夏油様は私を見上げぎゅっと拳を握った
夏油「……そうだよね。本家を恨んでいるよね、呪術師のことも………」
夏油様の発言に私は首を傾げる
『いえ、恨むはずなどございません。猿の私をここまで育ててくださったのですから』
そう微笑むと夏油様は泣きそうな顔をした
私はその顔の意味がわからなかった
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ぱぴ子(プロフ) - お願いします続きくださいまじで最高です (10月16日 19時) (
レス) @page32 id: 7ff67b8293 (このIDを非表示/違反報告)
M - 続きが見たいです。お願いします (2022年12月30日 17時) (レス) @page32 id: 56a51bd1b3 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ - 拗らせ具合がほんとうに好みすぎます(@_@。ぜひ続きを！！！！！！ (2022年11月11日 11時) (レス) id: a7ebf70cf1 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - 続きが見たいです！！！！！！！！！(」ﾟ∀ﾟ)」ﾎｼｲｨｨｨｨｨｨｨｨｨ!! (2022年10月20日 2時) (レス) @page30 id: 4bbd9f6009 (このIDを非表示/違反報告)
菜央(プロフ) - ｯ続き…_:( _ ́ཫ`):_続きをｫｫ…お恵み下さいませ…( ´ཫ` )ｸﾞﾊｧ (2022年7月18日 20時) (レス) @page30 id: d61ef6835a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山茶花
| 作成日時：2021年7月2日 22時
