お飾り18 ページ20
・
『新婚旅行ですか？』
夏油「う、うん。結婚して結構経つのにまだ行ってないだろう？」
夕食のあと大事な話があると言われ旦那様が珍しく緊張の面持ちで話されたので今度こそ離婚かと思いきや内容はよそうだにしないものだった
『お気を使って頂かなくても大丈夫ですよ？旦那様はお忙しいでしょうし』
旦那様はただでさえ忙しいのに今は合間を縫って家事までしてくださっている
旦那様はもっと私にわがままを言えと言ってくださるがこれ以上甘やかされてはダメな人間になってしまう
夏油「あ、いや、その、仕事は大丈夫だから、たまには旅行もいいなと思ってほ、ほら一人だと味気ないからさ」
『そういうことでしたらもちろんお供致します』
旅行なんて初めてだ。あくまで付き添いだけど少しくらい楽しみにしてもいいよね
夏油「良かった！じゃあ行きたい所とかある？」
『旦那様と一緒ならどこでも嬉しいです』
思ったことをそのまま言ったのだが旦那様は口元を抑えてｯｯ、と耐えるように声を抑えてらっしゃる
どこでもいいなんて無責任だっただろうか
オロオロしているといや、なんでもない私が決めるよと旦那様が仰った
口元が緩んでらっしゃるから怒ってはいないようだ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
五条「新婚りょこー？」
家入「その前に今まで行ってなかったのか？」
夏油「・・・・はい」
医務室に集まった同期三人
話題は最近恋心に気づいた夏油の恋愛相談だった
五条「え、てか傑今更気づいたの？あんだけ露骨に嫉妬したりしてたのに？」
家入「今までは罪悪感だと思ってたらしいクズだな」
夏油「・・私は新婚旅行がどこなら喜んでもらえるか相談しに来たんだけど」
家入「半年以上放置して今更新婚旅行行きたいとか自分勝手すぎるな」
五条「旅行行く前に外出くらい一人で行かせてあげたら？」
家入「なに？束縛してんの？あんな放置しといて？」
五条「外行く時呪霊つけてるらしいよ。やーねー」
家入「クズだな」
五条「クズだねー」
夏油「・・・」
新婚旅行の相談に来た夏油は黙り込んでしまう
全て事実だからだ
自分が酷いことをしてきた自覚はあるし好意も伝えてないのに呪霊をつけるのはやりすぎだって自覚はある
しかし惚れてしまったものは仕方ない
あれだけ素敵で可愛くて綺麗な妻に惚れないわけがないと夏油は開き直っていた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2710人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぱぴ子(プロフ) - お願いします続きくださいまじで最高です (10月16日 19時) (
レス) @page32 id: 7ff67b8293 (このIDを非表示/違反報告)
M - 続きが見たいです。お願いします (2022年12月30日 17時) (レス) @page32 id: 56a51bd1b3 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ - 拗らせ具合がほんとうに好みすぎます(@_@。ぜひ続きを！！！！！！ (2022年11月11日 11時) (レス) id: a7ebf70cf1 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - 続きが見たいです！！！！！！！！！(」ﾟ∀ﾟ)」ﾎｼｲｨｨｨｨｨｨｨｨｨ!! (2022年10月20日 2時) (レス) @page30 id: 4bbd9f6009 (このIDを非表示/違反報告)
菜央(プロフ) - ｯ続き…_:( _ ́ཫ`):_続きをｫｫ…お恵み下さいませ…( ´ཫ` )ｸﾞﾊｧ (2022年7月18日 20時) (レス) @page30 id: d61ef6835a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：山茶花
| 作成日時：2021年7月2日 22時
