【呪術廻戦】五条家の完璧な女中

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デートの流れは完璧なはずだった



まずは可愛い彼女を歩かせるなんてしたくないから運転手つきのリムジンを予約した



Aは何も言わずついてきた



リムジン嫌いだったのかもしれない



次は挽回だと張り切っていった高級ジュエリーショップでなんでも好きなの選んでいいよって言ったら



少しだけ眉間に皺を寄せた後すぐ元の顔に戻って小ぶりのネックレスだけ選んだ



服も靴も好きなの選んでなんなら全部買ってもいいって言ったけど


やっぱり俺が選んだうちの一つだけ選んであとは首を振られた



ディナーも夜景を見れるレストランを貸切ったけどまだAの笑顔は見れない




そして今、ヘリコプターで夜景を見ようと誘い出したところで待ったの声がかかった




『・・悟様』


五条「な、なに」


『恋人にとって初デートは大切なものだと思います。違いますか？』

五条「違いません」


Aに真顔で詰められると色んな意味でドキドキする



『悟様が初デートを気合いを入れてからまわることは想定済みですが』


五条「え、」


そこまで想定されてたの、てかからまわってたの？


『大方今までお付き合いされた方が喜ばれたやり方なんでしょうけど』


図星だ、アイツらとAが同じ扱いなわけは無いが俺は金をかけたら喜ぶ女(五条はA以外にはクズです)としか遊んだことないし




『私はお金があるから貴方と付き合いたいわけじゃありません。あなたが"五条悟"だから貴方が貴方であるからそばにいたいんです』


五条「すき」


『存じております』




あーーー、やばい、すき、すきだぁ、毎日毎分毎秒好きになる



なんでこう俺を惚れさせるのが上手いんだろ



『というわけで恋人らしく二人の写真が欲しいのですが』


五条「あ、はい」



スマホをでとった一枚の間抜けな顔の俺とAの写真は今でも二人の待ち受けになっている




＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


オマケ


五条「どうだ！これで俺たちは立派な恋人だろ」


京「自分からデートにも誘えなかったくせに」


五条「うるせぇ、どうせ写真だって兄が証拠写真欲しいからですとかいわれましたよーだ」



京「おや？若様私は妹にそんなこと言った覚えはありませんが」



五条「は、」


京「妹も甘えるのに私を使うなんてまだまだですね」



五条「え、ちょっ、まて、詳しく聞かせろ！」



初デートー完ー

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