【呪術廻戦】Domだらけの呪術界に迷い込んだSub

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腕を引き前を歩くでかい男



引っ張られている腕は抵抗もせずに男についていく



その光景をどこか他人事のように見ていた



夏油にSubとバレた


夏油はDom


この答えを知らないほど私は馬鹿じゃない



私たちは今からplayをする



甚爾さんの言葉を思い出す



私が甚爾さんにSubだと打ち明けた時色々教えてくれた



身の隠し方、Normalとしての振る舞い方、そしてplayの内容



Domがみんな七海みたいだったらいいのに・・



夏油「誰のこと考えてる？」



『びくっ)え……』



突然顔を覗き込まれて体が強ばる



というかここはどこだろう



色々考えてたら知らない場所にいた



カラオケボックス位の大きさの部屋は床全体が絨毯で部屋にはソファがひとつと何やら鍵のついた箱がある




異様な雰囲気だけどいやらしさはなくどこか安心できる



夏油「大人しく連れ込まれて他の男のこと考えるなんて随分呑気だね」



何で男って分かるんだろう



夏油「こういう時考えるのは男のことって相場が決まってるからね」



『・・また、エスパー』



夏油「君限定のね」



異様な空間、SubとDom



なのにいつも通りの口調と話し方で分からなくなる



夏油「こうしたら私の事だけ考えてくれると思ったんだけど」



『・・なら、そう命令すればいいじゃん』




言った後しまったと思った。Domに命令を強請ったように聞こえただろうか、それとも反抗的に思われた？



何にせよ良くないと思い夏油の顔を伺う




夏油「・・そんな風に思うのは悟とplayしたから？他にも誰かとplayしてそう考えるようになったの？」



夏油は眉を下げ悲しそうな泣きそうな顔をした





『夏油？』



どうしてそんな顔をするのか


私がSubのことを自嘲した時の七海と同じ顔をしている



夏油「また、他の男のこと考えてる。"悪い子"だ」




ズクリと体の体温が上がり疼きが始まる



夏油「safewordはどうする？」


『・・私が決めていいの』


夏油「playの選択権は常にSubにあるよ。ほら」








『・・じゃあ、"前髪"で』



夏油羽目を少し見開いたあといじわるだねと言って笑った




夏油だっていじわるだからお互い様だ

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