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ユウサイド
『黒い髪に大きな黒い瞳本当に素敵ね。ふふっ、レオナと同じ色ね』
私の髪を触って微笑むAさんは可憐とか無邪気とかそういう言葉が似合う笑顔で口を閉じるのも忘れるくらい惹き付けられる
『・・えいっ、』
監督生「んむっ!?」
ぽかんとしてると口に何か入れられた
『ふふっ、隙ありね。どう?私が作ったフィナンシェは?』
じゅわと優しい甘さが口に広がる。うん、美味、何これ、え、てか何その無邪気な行動可愛すぎない??
監督生「めっちゃくちゃ美味しいです」
『あら、良かった。ほんとはレオナにあげようと思ったんだけど甘いものはあんまり食べないんでしょ?』
監督生「あー、確かにあんま食べてるとこ見ないですねー」
まあ、Aさんの手作りなら食べたいだろうけど
『だから全部ハイエナくんにあげちゃった』
・・・え!?婚約者にあげずに他の男にわたしたの?
監督生「えーと、レオナさんに断られたからあげたんですよね?」
『ううん?食堂であんまり食べてなかったからお腹すいてないと思ってハイエナくんにあげたの』
すっごく喜んでくれたのよと嬉しそうに笑うけど今ごろラギー先輩今ごろレオナさんに八つ当たりされてんだろーな
『ねぇ、ユウ。レオナって学園ではどんな感じ?』
監督生「あ!レオナさんに興味ありますよね!」
良かったぁ、このままだとほんとに可哀想なことになるとこだった
『ふふっ、当たり前よ。だって婚約者だもの』
それに私が思ってたよりずっと素敵な人だから知りたいのと笑うAさん。ほんとに素敵な人だな
そこから私は私が知るレオナさんのことを全部話した
『まぁ、授業に出ないで昼寝をしてるのね』
あれ、説明すればするほどあの人最低じゃないか?え、私めっちゃ好感度下げてない?大丈夫?国際問題とかほんとやだからね?
『ふふっ、自由人なのねライオンらしくて素敵』
ほんとに思ってるのか?と疑いたくなるけどこの顔を見たら本気でそう思ってるんだろうな
もしかして彼女もレオナさんのこと好きなのかも
だって、4年も待ってたわけだしずっとレオナさんのこと褒めてるし
監督生「Aさん!聞いていいですか!」
『うん?なあに?』
監督生「Aさんってレオナさんのこと好きなんですよね!?」
私の質問に目を見開いてそして優しく笑った
『ふふっ、ユウって意外と夢見てるのね。私達政略結婚なのよ?』
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零(プロフ) - すごくいい尊死してもうた…( ´ཫ` ) (2022年12月26日 20時) (レス) @page26 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
わーー(プロフ) - あぁ…心が安らぎましたあああああ好きです!!!!!! (2022年11月17日 19時) (レス) @page26 id: 79a34b7d95 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - 幸せ……( ´ཫ` ) (2022年7月19日 4時) (レス) @page26 id: 50f3e04b49 (このIDを非表示/違反報告)
ローズの薔薇 - おじたんと結婚でs(((婚約だわ!!おじたーん!(((作者様神ですか?おじたん書くとかウチなら無理です。はい (2022年4月11日 14時) (レス) @page26 id: afcb507146 (このIDを非表示/違反報告)
山茶花(プロフ) - ゆいかさん» ありがとうございます! (2021年2月21日 12時) (レス) id: ffdbcabc04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:山茶花 | 作成日時:2021年2月19日 22時