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痛み ページ25

ラギー「レオナさんがもう卒業とか感慨深いものがあるっすねー」



レオナ「はっ、残念だったな。金をせびる相手がいなくなって」



ラギー「最後まで素直じゃないっすね。あ、そーいや卒業ってことは遂にAさんと正式に婚姻結ぶんっすよね!あんた最近王宮帰ってないから愛想つかされてんじゃないっすか?」



からかいまじりにしっししと笑うラギー



レオナは表情を変えずにどうだかなぁと一言言って長年過ごしたNRCを去った



__________


レオナサイド




「「「おかえりなさいませレオナ様」」」



鏡を抜けて形式だけの出迎えをする大臣達にため息をつきながら国王様のとこへ挨拶へ行く



いつもは帰郷した途端飛びついてくる毛玉も今日はいないようだ



まあ、あいつも成長したってことか



ファレナ「卒業おめでとうレオナ」


王妃「おめでとう」



レオナ「ああ」


国王の元へ来てもチェカの姿はなかった



レオナ「兄貴、チェカは・・」



王妃「チェカならAちゃんの所よ」



レオナ「なに?」




王妃「あら、まさかまた名前を忘れたなんて言わないわよね?」



一年前に帰郷した時もこんな会話があった。それがきっかけで俺はあいつと出逢えたんだが



ファレナ「早く行ってあげなさい。彼女も待ってるよ」



待ってる……ねぇ、



あいつには好きな奴がいる



それは俺じゃない、同じ草食動物の獣人の男



今さら俺が帰ってきてもあいつも迷惑だろう




王妃「ずっーと貴方のことを待っていたのよ」



レオナ「はっ、そうかよ。じゃあ顔見せに行ってくるよ」



期待なんざしてねぇ


あの日見たあいつらの姿は誰が見ても恋人のそれだ


あの目は愛しい奴を見てる瞳だった



ああ、虚しいな…俺はやっぱり望んだものは手に入らない星に生まれてきてるらしい




がしがし頭をかきながら離宮の門番へと声をかける



レオナ「おい、Aの元に・・」


「レオナ王子!?」

「戻られたのですね!お帰りなさいませ!!」



衛兵の男二人は俺の顔を見るや否や大声をあげた


なんだ?こいつらのこの感じ。俺を恐れるわけでもねぇ、まるで本気で俺の帰りを待っていたような


「まあ、レオナ王子お帰りなさいませ」

「レオナ王子お帰りになられたのですね。A様がよろこばれますわ」

「レオナ王子!お帰りなさいませ!」




離宮にいる使用人全ての反応が気にかかる。



これは一体なんなんだ?

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(プロフ) - すごくいい尊死してもうた…( ´ཫ` ) (2022年12月26日 20時) (レス) @page26 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
わーー(プロフ) - あぁ…心が安らぎましたあああああ好きです!!!!!! (2022年11月17日 19時) (レス) @page26 id: 79a34b7d95 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - 幸せ……( ´ཫ` ) (2022年7月19日 4時) (レス) @page26 id: 50f3e04b49 (このIDを非表示/違反報告)
ローズの薔薇 - おじたんと結婚でs(((婚約だわ!!おじたーん!(((作者様神ですか?おじたん書くとかウチなら無理です。はい (2022年4月11日 14時) (レス) @page26 id: afcb507146 (このIDを非表示/違反報告)
山茶花(プロフ) - ゆいかさん» ありがとうございます! (2021年2月21日 12時) (レス) id: ffdbcabc04 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:山茶花 | 作成日時:2021年2月19日 22時

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