孤独 ページ20
監督生「え、まだ告白してなかったんですか？」
ラギー「そうっすよ。Aさんが帰って寂しいくせに会いに行くのは恥ずかしいんですって」
監督生「えー、絶対Aさんもレオナ先輩のこと好きですよね？あのお別れの言葉とかめっちゃときめきましたよ」
ラギー「なんで監督生くんがそんなこと知ってんすか」
監督生「いやいや、サバナ生も隠れて見てたの知ってますからね」
ラギー「バレてたっすか。まあ、あんな面白イベント見に行かないわけないっすよね」
レオナ「・・・」
後輩二人に散々からかわれてもレオナはベッドから起きる気配もなくただ外を見つめる
外を見ては明るく笑う彼女のことを思い出しあのデートを懐かしく感じそして今そばに居ないことに悲しむ
あの1ヶ月が特別でAがいない学園生活の方が長かったはずなのにレオナは自分が今までどう過ごしていたか分からずに怠惰に寝る日々を過ごしていた
監督生「からかっちゃいけない系でした？」
ラギー「ずーとあの感じっすよ。相当別れ際の一言が効いたみたいっすね。」
監督生「あれは男なら誰でも落ちる。私も落ちた」
ラギー「あんた女でしょ」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
そんな会話が学園で繰り広げられてるとは露とも知らないAはご機嫌に離宮でお茶会(一人)を開いていた
『ふんふんふーん。』
「A様そのような事は私共がやりますから」
Aの三人の侍女の一人の初老の女性は呆れたようにAに声をかける
『ふふっ、こういうのは自分でやった方が楽しいのよ』
「私の仕事をとらないでくださいまし」
さすがに年の功はある。他の若い侍女に比べ臆することなくAに注意する
『お茶会なのに一人っておかしいわね。ふふっ、貴方も一緒にお菓子をたべる？』
Aが孤立しているのは今に始まったことではない。王宮に来てからも王子に愛されない婚約者として冷ややかな視線を浴びていたしその王子は嫌われ者ときた
いくら現国王や王妃が優しくても王宮の人間は冷たいのだ
「侍女と一緒にお茶など飲んではなりません。」
『信頼関係のためにお茶会を開くお姫様もいるらしいわよ？』
「・・はぁ、しょうがないですね。一度だけですよ」
『あら、嬉しいわ』
王宮の噂も冷遇されることもAには関係ない
なぜなら彼女の心は変わらず暖かく優しいものだから
そんな彼女に惹かれ慕うものがでてくるのは当然の事だった
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零(プロフ) - すごくいい尊死してもうた…( ´ཫ` ) (2022年12月26日 20時) (
レス) @page26 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
わーー(プロフ) - あぁ…心が安らぎましたあああああ好きです！！！！！！ (2022年11月17日 19時) (レス) @page26 id: 79a34b7d95 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - 幸せ……( ´ཫ` ) (2022年7月19日 4時) (レス) @page26 id: 50f3e04b49 (このIDを非表示/違反報告)
ローズの薔薇 - おじたんと結婚でs(((婚約だわ！！おじたーん！(((作者様神ですか？おじたん書くとかウチなら無理です。はい (2022年4月11日 14時) (レス) @page26 id: afcb507146 (このIDを非表示/違反報告)
山茶花(プロフ) - ゆいかさん» ありがとうございます！ (2021年2月21日 12時) (レス) id: ffdbcabc04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山茶花
| 作成日時：2021年2月19日 22時
