愛されたい101 ページ11
【ユウ】
ブチッ
隣で何かが切れる音がする。見なくてもわかるレオナさんはブチ切れだ
ちらりとみると握りしめた拳からは血が流れてる
ふわりと香る煙草の匂い。隣の男が煙草を吸うのだろうかそれともまさか獣人のレオナ先輩にマーキングを見せつけてるのか
考えすぎかと思うがこの部屋に灰皿などがないことから推測が当たっていたことが分かる
レオ「てめぇ…」
レオナ先輩の低い声が怒気を纏い相手の男に向けられる
グレ「そんな怖い顔をしないでくれキングスカラーくん」
男の声にレオナ先輩の耳がピクっと反応した
レオ「てめぇ、まさか管理人か」
その問いを肯定するかのようにニヤリと笑みを浮かべる男
管理人って、さっき爺さんって言ってたのに
『あ、あのグレイさん言ってしまっていいのですか？』
Aちゃんの手は男から離れることはなくむしろ心配そうにぎゅっとくっついている
レオ「A！どういうことだ！」
グルルとうなりAちゃんを攫ったであろう男に縋るAちゃんに怒りをぶつける
ユウ「Aちゃん。どうして何も言わずに出ていったの？」
レオナ先輩を抑えながら落ち着いた口調で話すようにつとめる、Aちゃんを怖がらせてはいけないから
『びくっ)え、わ、たしは、昨日ユウさんに言いましたよ……？』
怯えた瞳でこちらを見つめるAちゃん
ユウ「きのう…？」
Aちゃんがいなくなって少なくとも二週間は経っている、なのになんで
レオ「錯覚魔法か…」
レオナ先輩の言葉に男が肯定するように笑った
グレ「そうだよ。見つけるのが遅すぎたね。ね、A」
男に名前を呼ばれたAちゃんは嬉しそうに寄り添い額にキスを落とされた
レオ「てめぇっ！！」
レオナ先輩は男の胸ぐらを掴んだ。ぎりっと服が破けそうなほど、男に寄り添っていたAちゃんは目を見開いておどろいている
『やめっ、やめてください！』
Aちゃんがレオナ先輩の腕にしがみつくもレオナ先輩は離すつもりはさらさらないようだ
レオ「ぶっころす……」
その言葉にとうとうAちゃんは泣き出した
『やっ、やだ、やっと見つけた、"同族"なんです！！』
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たろ。(プロフ) - あああああああ良いところで！！！！更新楽しみにしてます！！！それぞれ落ちのendとか見てみたいです！ (2022年1月20日 15時) (
レス) @page31 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
どん - サバナクローモブと夢主人公の絡みが見てみたいです (2021年5月4日 11時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
シン - あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ尊いぃぃぃぃぃ！！！！！！！！！！！！！！！！ (2021年4月1日 13時) (レス) id: d62df37396 (このIDを非表示/違反報告)
どん - 続きが気になる (2021年3月27日 18時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
山茶花(プロフ) - シグラさん» ありがとうございます！番外編の更新はゆっくりになると思いますがひきつづきお楽しみください！ (2021年2月14日 8時) (レス) id: ffdbcabc04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山茶花
| 作成日時：2021年1月20日 18時
