【呪術廻戦】さしす組の同期は最強ぼっち

・ ページ29

・伏黒甚爾視点



『＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿それで五条くんは王子様みたいに優しくて』



甚爾「あーはいはい」




なんだこれ


なんでこんなことになってんだ？



賞金の女見つけたから殺そうとしたら普通に治されてしかも捨てた子供に会えと脅してきてそんで今友達自慢されてる




五条悟の情報引き出すつもりがこいつから出てくるのは優しい・凄い・王子様の言葉ばかり



つーかほんとにそいつ五条悟か？


俺も何回か様子見に言ったがふてぶてしいくぞガキって印象だったが



甚爾「つーか普通に友達いんじゃねぇか」




『・・・』



甚爾「あ？なんだよ」



急に黙って下を向く



『と、友達って思ってもいいのかな』



甚爾「は？」



話を聞くとどうやらこいつはぼっちと言うやつらしく小中と友達がいなかったらしい


だからどこからどこまでが友達なのかクラスメイトは全員友達でいいのか悩んでるらしい



甚爾「めんどくせ」



『私にとっては大事なことなんですよ！』



なんだこいつ。


最初の調査報告の時は完璧な非の打ち所が無い特級呪術師。俺からしたら呪術界に染まりきった操り人形


そう思ってたが目の前のこいつは友達がどうとか随分と可愛らしいことで悩んでる


腐りきったあの世界の陰謀だとか思惑だとかまるで関係ないことで悩んでる




甚爾「はっ、お前おもしれーな」




最近来た暗殺依頼とかこいつの懸賞金とかどーでもいい



星漿体も断りの連絡入れとくか




『何がですか。はぐらかしたって殴って引きずり出すのは変わりませんから』




甚爾「可愛くねー女」

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