【呪術廻戦】さしす組の同期は最強ぼっち

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ピコン



恵「病院ならマナーモードにしとけよ」


『ごめんごめん』



この間あった前髪イケメンの夏さんとはメル友として連絡を取り合ってる

何気ないことだったり学校のことだったり色々


夏さんの学校は専門学校でクラスは三人しかいないらしい私も同じようなものでクラスは四人だよと盛り上がったりしてる



恵「それ、例のナンパ野郎？」


『恵口悪いよ。ナンパから助けてくれた人だってば』


恵「個人情報とか聞かれても無視しろよ」


『恵に言われたように苗字は教えてないよ』


恵「名前もおしえるな」



待合室で小学生と口喧嘩まがいなことをしてると看護婦さん達にくすくすと笑われる



病院では私たちの光景はおなじみになっていた



「蒼和さーん。お待たせしましたどうぞ」



看護婦さんの声に返事をして病室に入る



個室の病室のベッドに横たわる弟に来たよと声をかける



眠っているのでもちろん返事はない




恵「蛍、今日はな＿＿＿＿＿＿＿＿」



恵が蛍に今日あったことを話し出した


いつもの光景だ


私はそれを窓の外を眺めながら聞き流す


これもいつも通り



弟の蛍は私が高専に入学する時に呪霊に襲われてそのまま意識不明になった



入学式の日に夜蛾先生にに呼ばれ急いで駆けつけた時にはもう弟は倒れていて呪霊は蛍を食べようとしてる所だった



その時には既に特級の話がかかっていた私はすぐに呪霊を祓った



呪霊は祓った


蛍には外傷はなく揺すると少しだけ意識が戻り私に呪いの言葉を吐いた




ーごめんなさい、自由に生きてねー




私たちの両親は私が中学の時に呪霊に襲われて死んだ



両親は呪霊がみえなかった


呪霊が見えるという私に困っていた



私は両親を困らせないように呪霊が見えることは言わなくなった



あの日も本当は見えていた



でも、困らせたくないから黙ってた



そしたら血塗れの両親が目の前で倒れていた




ピコン


[夏さん
猫好きなんだね。良かったら猫カフェ行かない？割引券もらって行く相手探してたんだ]



携帯に表示されたメッセージを見てすぐに行きたいです！と返す



そのままパタンと携帯を閉じて



『自由になんてなれないよ』


未だ目を覚まさない弟にそう呟いた

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