【呪術廻戦】最強の姉だってさウケる

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俺には姉がいる



会えるのは年に数回だけど俺を唯一一人の人間として接してくれる人



この家の唯一の癒し




五条「姉ちゃん！」


『・・・若様どうかされましか』



ある時期から姉は俺の事を若様と呼び敬語を使い明らかに距離を取ろうとした



使用人や本家の奴らになんか言われたんだろ


姉ちゃんを不用品とか失敗作っていう奴らまでいた


そんな奴らはもちろん辞めさせた



五条「・・姉ちゃん今"僕"しかいないよ？」



『・・・はぁー、なら声小さくしなさいよ。聞かれたらまた文句言われるわ』


五条「うん！ごめんね」


『悟聞いてねーな。』


まったくお前はいつまでも甘えただなと笑う姉ちゃん



姉ちゃんは俺が問題児とか手に負えないとかそんなことは知らない



俺は姉ちゃんの前では"可愛い弟"でいる。だって俺が性格まで完璧な五条家にふさわしい男になったら姉ちゃんはきっとこの家を出ていく



俺には姉ちゃんが必要だ。姉ちゃんなしじゃだめなんだって刷り込ませないと、ま、実際俺は姉ちゃんがいないこの家を継ぐつもりなんてまったくないからまったくの嘘ではない




なのに




姉は突然姿を消した



学校から帰ったらいつもいる庭にいなかった


屋敷のどこを探しても見つからなかった


家の連中がなんかしたんだと思い問い詰めても自分の意思で出ていったと返ってくるだけ



俺は姉ちゃんの異変に気づけなかった自分の不甲斐なさともう会えないかもしれないもどかしさで姉との思いでの庭を吹き飛ばした

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