３話 ページ3
side宏太
最近伊野尾の様子が変だ。
特に理由はないんだけど、勘ってやつ。
結構長い付き合いだからなんとなくわかるんだよね。
あいつは一人で抱え込みやすい性格だからさ。
俺らが気付いてやらないと話してもくれない。
それどころかヘラヘラ笑ってるし。
伊野尾は隠すのが上手いから、メンバーは気づいてないだろうけど俺にはわかる。
といってもささいな変化だし確信はないんだけど。
聞くだけ聞こうかなって。
って、前仕事したときに思ったんだけどさ。
思ったより期間が空いちゃったんだよね。
もう今日聞こうと思ってた。
そしたら珍しいことに伊野尾が早く来たんだよね。
いつもは俺が早いんだけど、今日はたまたま山田も早かった。
山田が伊野尾に早い理由を問えば、あからさまに話を逸らすし。
なーんか怪しいなぁ、なんて思っていれば伊野尾に視線を指摘される。
誤魔化せば、重ねて質問しようとする伊野尾。
するとそこに大ちゃんが来た。
こいつまで早いのかよって、ちょっと呆れたんだけど。
仲良しだよな、つくづく。
まぁ、今ばっかりは感謝だな。
なんて考えていたら、大ちゃんがまた馬鹿な事をしていた。
ar「いーこいーこ！」
どういう流れでそうなったのかは知らないが伊野尾が戸惑っていた。
どうすればいいのかわからない、といった様子だ。
in「うん、ありがと？」
…何言ってんだ。
いや、言ったと言うよりやったという方が正しいか。
こてん、と首を傾けたのだ。
正直、めっちゃ可愛かった。
超あざといけど。
無意識か、あれ。
大ちゃんは赤い顔を隠す為に俯いちゃったし。
うわ〜山田も耳真っ赤。
伊野尾ってホント罪なやつだよなー。
ふと、伊野尾の方を見ると、助けを求めるようにこちらを見ていた。
面倒くさいので溜息をつけば困ったような顔をする伊野尾。
そこへ続々とメンバーが来て、着替え終わったあとに撮影が始まった。
俺も伊野尾も早く終わったので伊野尾に話をしようと連れ出す。
言い出し辛くて黙っていれば、苛立ったように先を促された。
yb「お前、なんか隠してる？」
もしそうなら、言ってもらわないと。
そう思って問えば、あからさまに動揺する伊野尾。
in「…なんのこと？」
まぁ、誤魔化すよな、そりゃあ。
yb「誤魔化すなよ。」
俺だって結構心配してんだから話してくれたら良いのにさ。
そしたら、助けてやれるのに。
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ルナ(プロフ) - 陽向さん» いえいえ！とても助かりました！ありがとうございました！ (2018年3月20日 21時) (
レス) id: 745635b00b (このIDを非表示/違反報告)
陽向 - すみません！大ちゃんは薮君って呼んでます。詳しく書かずすみませんでした！！ (2018年3月20日 20時) (レス) id: 15c4040a2b (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - ルナさん» はい、！お役に立ててよかったです (2018年3月20日 8時) (レス) id: ebb762a11e (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - あみさん» おお、ありがとうございます！！薮くん、ですね！それでいかせていただきます！ (2018年3月19日 23時) (レス) id: 797db37106 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - ルナさん» 普段は、薮くん(たまに薮ちゃん)と呼んでいますよ！間違えているかも知れません (2018年3月19日 22時) (レス) id: ebb762a11e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルナ | 作成日時：2018年2月6日 4時
