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12話 ページ12

side大貴





酔って眠ってしまったいのちゃんが起きた。


けどすぐトイレに行っちゃった。


その足元はフラフラで覚束ない様子。


心配だなぁ…。



tk「伊野尾君、大丈夫かなぁ?」



高木が俺の気持ちを代弁してくれた!


高木の方へ顔を向ける。


高木はどこか別の方を向いていたので視線を追う。


その先にはいのちゃんの向かった方向。



hk「あっちってトイレだったか…?」



yb「出口、だな。」



え、酔いすぎ…。


ガタン、と音を立てて席を立つ。



ar「いのちゃんに電話してくるっ!」



走って出口に向かおうとする。



hk「ちょ、待って!」



ガシッと光君に腕をつかまれる。



hk「もう今日はお開きにしよ、俺が支払するから。」



え、奢り?


やった!


…じゃなくて、それは




ar「俺らでいのちゃん探すってこと?」



hk「うん、まぁ…。酔ってるから心配だし。」



居なくなったとも限らないんだけどな。


でもいつもならいのちゃんあそこまで酔わないしね。


人は多い方がいいか。



hk「薮も高木もそれでいいな。」



2人が頷く。



ar「じゃ、行こ。」



光君が支払いをしに行く後を追って俺らがついていく。


光君が支払おうと立ち止まったのを追い越して外に出る。



hk「え、支払いもうされてるんですか?」



中から店員と話す光君の声がした。


支払いがされてるって言ってたよな…?


誰が…っていのちゃんしかいないよね。


え、てことはさ、いのちゃん…



hk「やっぱりあいつ酔ってねぇじゃん!

おかしいと思ったんだよ、いつもより飲んでる量少ないのにさぁ…!」



店から出てきた光君が苛立ちを口にする。



yb「…探そうか、俺らから逃げるようなことをしたんだ。

何か理由があるんだろ。」



薮君がすっごく怖い笑みを浮かべてそう言っているが、今ばかりはその意見に賛成。


なんか様子変だったし。


スマホを操作して、いのちゃんに電話をかける。


それを耳にあてて、いのちゃんの声を待つ。


暫く待ってはみるが、虚しくコール音が響くだけ。


高木がタクシーを呼んでくれているので耳にスマホを当てたままタクシーに乗り込む。



yb「伊野尾の家でいい?」



助手席に座った薮君が振り返って言う。


光君が頷くだけの返事をする。


誰も喋らない静かな状態のまま車は進む。


暫くした時、コール音が途絶えた。



ar「いのちゃん…っ!」



in「…だいちゃ、助けっ…!」ツーツー



…え?

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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 伊野尾慧 , 病系   
作品ジャンル:タレント
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ルナ(プロフ) - 陽向さん» いえいえ!とても助かりました!ありがとうございました! (2018年3月20日 21時) (レス) id: 745635b00b (このIDを非表示/違反報告)
陽向 - すみません!大ちゃんは薮君って呼んでます。詳しく書かずすみませんでした!! (2018年3月20日 20時) (レス) id: 15c4040a2b (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - ルナさん» はい、!お役に立ててよかったです (2018年3月20日 8時) (レス) id: ebb762a11e (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - あみさん» おお、ありがとうございます!!薮くん、ですね!それでいかせていただきます! (2018年3月19日 23時) (レス) id: 797db37106 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - ルナさん» 普段は、薮くん(たまに薮ちゃん)と呼んでいますよ!間違えているかも知れません (2018年3月19日 22時) (レス) id: ebb762a11e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルナ | 作成日時:2018年2月6日 4時

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