11話 ページ11
side光
今はBESTで飲み会をしているところ。
結構みんな酔ってきたからお開きかな〜。
なんて思っていると薮が口を開いた。
yb「ん〜ところでさ、伊野尾。」
in「ほぇ？おれぇ〜？」
うわ、ベロベロじゃん。
そう思って薮を見上げると、口元に笑みが浮かんでた。
hk「うわ、薮が悪い顔してる。」
薮は少し不服そうな顔をするが、すぐいのちゃんに向き直る。
yb「今日のお昼さ、大ちゃんと何話してたの？」
in「えっとね〜確か…」
また悪い顔になった。
きも…い、けどなんかおもしろい？
hk「またその顔、きもー」
やば、俺も結構酔ってんのかも…。
いつもなら笑わないような事で笑ってるし…。
ar「あ、待っていのちゃん！言っちゃだめでしょ！」
tk「有岡くん知ってるの？教えてあげたら？」
や、教えちゃだめでしょ。
大ちゃんそう言ってんじゃん。
もしかして高木酔ってんの？
すると大ちゃんが高木に耳打ちする。
tk「…ん？あぁ、確かにそれは言えないね。」
その高木のセリフを聞いて薮が机を叩いて立ち上がる。
yb「怒らないから！教えて！」
数人の客が音に反応してこちらを向く。
…流石にまずいな。
hk「薮、顔怖い。あと目立ってる、座って。」
yb「…わり。」
醒めたみたいで腰を下ろす薮。
hk「お前等も、自分だけ教えてもらえないなんて気分悪いだろ？
俺が判断するから教えろ。」
そう言うと、二人は俺に手招きする。
ボソッと後ろで薮の声がした。
yb「…光がお母さんしてる。」
hk「聞こえてんぞ。」
yb「すいませんでした。」
間髪入れず返事が返ってくる。
…ふぅ。
hk「で、なに？」
ar「あ、いのちゃんがね、薮君の誕生日サプライズで祝おうって。」
そりゃ確かに言えねーな。
hk「そうか〜。薮、確かに言えねぇよ。」
薮は顔を歪める。
yb「っ光まで！」
hk「落ち着け、薮。お前相当酔ってんな？
いのちゃんは悪い隠し事してるわけじゃねぇよ。」
薮はびくりと肩を震わせ俯く。
yb「わり…、ちょっと酔って思考が纏まってなかった。」
落ち着いたなら良かった。
薮はもう大丈夫そうなので渦中のいのちゃんに目を移す。
…寝てる。
hk「起きて、いのちゃん。」
肩を掴んで揺らせばゆっくりと目を覚ます。
in「んぇ？…おはよ…トイレ行ってくるねぇ…。」
そう言っていのちゃんはふらふらと立ち去って行った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 166人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「病系」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ルナ(プロフ) - 陽向さん» いえいえ！とても助かりました！ありがとうございました！ (2018年3月20日 21時) (
レス) id: 745635b00b (このIDを非表示/違反報告)
陽向 - すみません！大ちゃんは薮君って呼んでます。詳しく書かずすみませんでした！！ (2018年3月20日 20時) (レス) id: 15c4040a2b (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - ルナさん» はい、！お役に立ててよかったです (2018年3月20日 8時) (レス) id: ebb762a11e (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - あみさん» おお、ありがとうございます！！薮くん、ですね！それでいかせていただきます！ (2018年3月19日 23時) (レス) id: 797db37106 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - ルナさん» 普段は、薮くん(たまに薮ちゃん)と呼んでいますよ！間違えているかも知れません (2018年3月19日 22時) (レス) id: ebb762a11e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ルナ | 作成日時：2018年2月6日 4時
