お義兄さん、構わないでいいです【紫】

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Aside

空いている会議室でノートと筆記用具とパソコンを広げて勉強をする
流石にここじゃ作業はできない

まぁ、お兄ちゃんが依頼してきてた曲もガイドボーカルの設定で終わるんだけども


ｺﾝｺﾝ


会議室のドアがノックされる
誰だろう……


菊「失礼しますね」
『あ、え、っと……き、菊地、さん…』
菊「そうですよ、お茶置いときますね」
『あ、りがと、ございま、す』


菊地さんから冷たいお茶を受け取る
同時にドアの隙間からお兄ちゃんが見える

なんか、ブンブン手を振ってる
あ、私か

一旦お茶を机に置かせてもらってお兄ちゃんに手を振り返す

お兄ちゃんみたいに大きくは出来なかったけど


菊「仲いいんですね」
『は、はい……お兄ちゃ、ん、に合わせて、もらう、ばっか、で、すけど…』


私のせいで、お兄ちゃんにはたくさん迷惑かけちゃってるし
現に今だってそう

なんか、お手伝いできないかな…


『あ、の…』
菊「どうかしましたか？」
『お、おにい、ちゃん、の…おてつ、だい…なんか、できること、って、あり、ますか…？』


私が普通よりできることなんて、パソコンぐらい
それ以外はあんまり、何も出来ないけど


菊「だったらいい方法がありますよ」
『なんですか？』
菊「それはですね、＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

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