この恋、絶対炎上不可避【赤】

12 ページ14

莉犬side

『んー…おはよぉ…』


眠たいのか目をこすりながらリビングにとぼとぼとやってくる
可愛い

やっぱり可愛いAの姿は俺以外誰も知らなくていいよ
Aには負担掛けちゃうけど


り「おはよう、今日はオフだから二人でいっぱいゆっくりしようね」
『んー、する』


ソファの上で両腕を広げて待てば、なんの迷いもなく俺に抱きついてくる
全国の百合川Aファンに言いたい

この排出率0.0001％レベルの激レアAを見れるのはこの世界で俺しか居ない
つまり俺が優勝なのだ


『りーぬくん、おしごとは？』
り「今日は俺もゆっくりするためになしにしてるよ」
『そっかぁ』


ふにゃ、と効果音がしそうな笑い方
可愛い

これもはや犯罪
誰かに俺の彼女死ぬほど可愛いんですよって自慢したいけど誰にもできない

これだけめちゃくちゃもどかしい
だってメンバーにも内緒にしてるから


『お出かけデートできなくてごめんね？』
り「いいよ、おうちデートも楽しいから」
『ありがとぉ』


俺たちはまだ一回も外でデートしたことはない
理由は簡単

Aは外に出れば直ぐにバレてしまうから









、









、









な「あ、ここから莉犬くんの家近いな…
突撃で遊びに行こうかな」

13→←11

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す