その覚悟がある? ページ30
『泣き止んだ?』
紗菜「…お姉ちゃん、1つ教えて」
『何?』
紗菜「反社にはどうやって入ったの…?」
『二代目アルカナ首領、颯に出会って入った。私が反社に入ったのは玲奈の病気が発覚した夜。病気が発覚した連絡電話を聞いて、走って病院まで行った帰り。何も出来ない自分の無力さを感じ泣いていたのを颯に話しかけられた──』
颯「君、何で泣いてるの?」
『お母さんが病気にかかっちゃったの…。何とかしてあげたいけど私、何も出来ないの…!!』
颯「金が必要?」
『うん…。お父さんがそんな事言ってた…』
颯「…………君は、家族の為にどんな事も乗り越えられる覚悟がある?」
『うん!お母さんが助かるなら、何でもする!!』
颯「犯罪を犯す、その覚悟がある?」
『お兄さんは犯罪者なの?』
颯「家系がそうなんだ。僕は時期犯罪組織“アルカナ”の首領になる。アルカナに入ったら最後、犯罪者として生きていくしかない。代わりに、金はちゃんと出すのを約束しよう。どうする?来るかい?アルカナへ」
『うん。行く』
颯「ようこそ、アルカナへ」
『よろしくお願いします』
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作者名:ゆるんるん | 作成日時:2022年12月14日 21時