役立たずの用無し ページ20
D「なっ⁉︎何故です⁉︎首領！！」
颯「アルカナの掟の中に“人の過去を不用意に探るような発言、思い出させるような発言はしない”と、あるな？」
D「そ、それがなんですか…」
颯「“俺”は言ったはずだ。“たかが”という言葉をSには向けるな、と。2回、忠告をした。2回見逃したのだ。次はないとも言った。なのにも関わらずオマエは言った。どういう意味かわかるな？」
D「…‥クビ…ですか」
颯「死ねって意味だ」
ｶﾞｼｯ
ボディーガード「行くぞ」
D「っ！！首領！！私は首領に貢献してきたはずです！！なのにこれはあんまりではっ⁉︎」
颯「そもそもオマエは自分が幹部入りしたのに喜び、浮かれていたな？上下関係がなっていない、目上の人は敬えと言ったはずだ」
D「ですがっ！Nはどうですか！彼だってSを馬鹿にしている発言をしているでしょう！！」
颯「Nは一度言ったことは守っている良い子ちゃんだからね〜。馬鹿にしているとはいえ、“たかが”という言葉は一度も言っていない。オマエみてぇな役立たずの用無しとは違げぇんだよ」
D「っ！！首領！慈悲を！！御慈悲を！！」
颯「慈悲はとっくに与えた。連れて行け」
D「そんな！しゅりょ「ﾊﾞﾀﾝ」」
『………どーも。私のために』
颯「特別だからね〜。Aは」
『過去の掘り起こし…か』
颯「抜けたくなった？ココから」
『抜けるもなにも、“抜けれない”じゃない』
颯「鎖に繋がれてるように思う？」
『いいえ』
颯「そう。なら、今後ともよろしく」
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作者名：ゆるんるん | 作成日時：2022年12月14日 21時
