・× GD ページ2
愛なんて、信じない。
本当の俺を愛してくれる奴なんて居ないだろ？
人間は必ず裏切るもの。
自分が勝手に期待して傷つくのは嫌だし、信じたってしょうがないんじゃない？
人間は自分が1番可愛いと感じる生き物。
自分より他人を優先する奴なんていないだろ？
結局みんな自分が1番可愛いんだ。
ずっと、そう思って生きてきた。
あの日お前に逢うまでは…
…
S「ヒョン遅いっ！」
18:18
事務所に着くとスンリの一言。
「俺、今日気分乗らないから行かなくてもいい？」
苦笑いしてそう言った。
今日はスンリのソロアルバム1位を祝うって名目で、どっかのクラブを貸し切ってるらしい。
S「やだ！誰よりもヒョンにお祝いして欲しいのに！」
…可愛いやつめ。
俺に「よくやったな。」って言って欲しいんだろ？わかりやすいな。
まぁ言わないけど。笑
「わかったよ行くよ。行けばいいんだろ。」
そう言って喫煙所に行こうと部屋を出たら「やったー！」ってスンリの叫び声が後ろから聞こえた。
はぁ…
G-DRAGONってブランドに目がキラキラしてる女たちがうじゃうじゃいんのか…
めんどくせぇな…
女遊びも大概飽きてきたとこだ。
身体だけを重ねて、その行為に前は満足していたけど、今はそれすらもめんどくさく感じる。
女ってのは一回関係を持つと、どうしてあんなに馴れ馴れしくなんのかね。
でも。
俺だって男だ。
欲望のはけ口ってのが必要なわけで…
それは1人でするよりも2人でした方が格段に良い。
今日も、連絡先も交換しない、名前すら覚えない女と過ごすのか…
今の状況が寂しいなんて微塵も思わない。
一生1人で生きてくってのも悪くないかな…
なんならそれでもいいや。
そんなことを思いながらぼんやりと煙草の煙を吐く。
ガチャッ…
喫煙所のドアが開いて振り向くとヨンベが煙草の煙に怪訝な顔をした。
Y「そろそろ行くみたい。スンリがヒョンは？って探してたよ。笑」
「あぁ…ったく…」
煙草を灰皿に押し付けた。
Y「なに？乗り気じゃないね？珍しい。病気？」
ヨンベがクスクスと笑った。
「病気って…なんか最近めんどくさいんだ。そーゆーの。」
ある意味病気かもな。前の俺が。笑
今は普通なんじゃねーの？笑
Y「ジヨンもそろそろ落ち着くのかね。笑」
ヨンベが親指を立てたけど、そんなわけないよねって顔に書いてあるって。苦笑
めんどくさいだけの、気が乗らない打ち上げのスタートだ。
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作者名：ゆん
x他1人 | 作成日時：2014年8月16日 20時
