そのに ページ9
どう言葉をかけようか、部屋の扉の前で少し考える。
思考が巡る前に扉を開けてしまった。
悪い癖が出たなあ。
そこには驚いた顔のまっつんがいた。
数秒無言で見合い、とっさに出た言葉。
「ただいま！」
彼はいつものように無断でベッドに座っていた。
そしてまっつんはいつものように困ったように笑い、腕をめいいっぱい広げる。
「え、や、今ちょっとぼさぼさやし、」
服や髪を整えていると、
「きてよー」
とぶーぶー不満そうに口をさらに尖らせながら立ち上がるまっつん。
見上げるほどの巨人がこの行動をしている、その様子がなんとも可愛い。
近くに寄り、ぎゅっと抱きしめた。
まっつんもぎゅーっと抱き返してくれる。
まっつんに体重をかけるとそのままベッドへ倒れ込んだ。
「（人1）つめたーい」
「寒い中頑張って走ってきたからねえ」
また目が合うとへへと2人とも笑ってしまった。
緩やかに頭を撫でられながら、まっつんと少し眠りについた。
結局何もできなかったけれど何もせずまっつんと同じ時を過ごすのもいいなあ、なんて。
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さも(プロフ) - 寺田さん» ありがとうございます。まっつん沼へお誘いできて嬉しいです！更新頑張ります〜 (2020年1月10日 17時) (
レス) id: e1c5db6dfb (このIDを非表示/違反報告)
さも(プロフ) - おもちさん» ありがとうございます。なんて嬉しいコメント…！無事戻ってこれてよかったです！ (2020年1月10日 17時) (レス) id: e1c5db6dfb (このIDを非表示/違反報告)
さも(プロフ) - みなさん» ありがとうございます！楽しんでいただけて幸いです。 (2020年1月10日 17時) (レス) id: e1c5db6dfb (このIDを非表示/違反報告)
寺田(プロフ) - 前作も読ませてもらいました。私もまっつんにお熱になりそうです…！素敵な小説ありがとうございます。これからも楽しみにしてます！ (2020年1月10日 0時) (レス) id: 86777820e4 (このIDを非表示/違反報告)
おもち - 更新待ってました・・・！影ながら応援しています。 (2020年1月9日 22時) (レス) id: 8556157a8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さも x他1人 | 作成日時：2018年4月29日 22時
