推し始めてから六十日 ページ13
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「A、ポン酢さがしてきてくれる？」
『OK！』
今私はお兄ちゃんとスーパーに買い物に来ています。
も、もちろん変装はしてますよ！
意味の有る無しは別としてだけど…
今日は家族でしゃぶしゃぶをする予定！
簡単に言えばその材料を買いに来ました。
そして私はお兄ちゃんに頼まれたポン酢をさがしにいきます！
それにしても久々にスーパーに来た。
そういえば特にここのお菓子コーナーが好きだったなぁ。
少し見て回っちゃおう。
『あ、これ』
目に付いたのは"ミニソフト"という小さなソフトクリームの形をしたバニラ味のマシュマロのようなお菓子。
小さい頃、中毒者のように食べてたのを思い出す。
でも結局、本物のソフトクリームの方が好きだって気づいてからだんだん食べなくなった。
『…買っちゃお』
なんとなく懐かしくってミニソフトの袋をひとつ取って、再びポン酢をさがす。
『お、あったあった…っあ』
調味料の棚にポン酢を見つけたので取ろうとして伸ばした手に、他の誰かの手がぶつかった。
「あ、すみません。どうぞ」
驚いて相手を見ると、紫色の髪で、目の下に隈がある男の子だった。
『いえいえ、こちらこそすみません、お先にどうぞ！』
「…じゃあ、お言葉に甘えて」
『はい！』
彼が棚からポン酢を取るのを横でニコニコと見ていたら、何故か一本、二本とカゴに入れたのち、
さらに三本目のポン酢を取るのが見えた。
え！？取りすぎでは！？そういうものなの！？
そんな私の気持ちが伝わったのか、彼はこちらを見てフッと笑い、最後に手にとった一本を私に差し出した。
「これは貴方に。一本でいいですか？」
『はい！大丈夫です、ありがとうございます』
ポン酢を受け取ると、彼はいえ、と言って私の横を通り過ぎていった。
「応援してる、翡翠Aさん」
すれ違いざまに、どでかい爆弾を残して。
(あ、心操くん！心操くんも買い物？)
(まあ…っていうかお前、一人で買い物来たのか)
(ううん、妹と一緒に。今ポン酢さがしてきてもらってるからいないけど)
(は！？)
・・・・・・
え待って心操くんって翡翠ちゃまの正体知ってたっけ…？
もう分からん…
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ゆずな - 神ですか？神ですね？語彙力を有り得ないほどに所持していらっしゃる(?)続き待ってます！！ (1月4日 23時) (
レス) id: f39121074c (このIDを非表示/違反報告)
あまひよ(プロフ) - 面白すぎます！続き待ってます (12月17日 0時) (レス) @page37 id: 105d177048 (このIDを非表示/違反報告)
零桜 - 返信ありがとうございます！再開するの楽しみにしときます！安心してください。翡翠ちゃん推しは永遠に☆ですよ👍🏻 (8月3日 13時) (レス) id: 181796d377 (このIDを非表示/違反報告)
あわ(プロフ) - 零桜さん» コメントありがとうございます！神作品だなんて嬉しいです〜！鱗飛竜くんいいですよね〜！更新再開までに時間がかかるかも知れませんが、再開したら絶対に書かせていただきます！どうかこれからも翡翠ちゃんを推してあげて下さい！ (8月1日 22時) (レス) id: a26e70e8e6 (このIDを非表示/違反報告)
あわ(プロフ) - カキフライさん» コメントありがとうございます！返信大変遅くなりすみません…！そう、もしかしてですよ、もしかして…！ (8月1日 22時) (レス) id: a26e70e8e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あわ | 作成日時：2022年4月23日 9時
