29〜ガゼルside〜 ページ29
グ「って訳で今日は解散にしよう」
………雷門が動き出したか。
ガ(これから忙しくなりそうだな。)
明日の練習に備えて
今日は早く休もうと思い、
グランとバーンよりも早く部屋に向かう。
…向かった先にAがいることも知らずに。
あ「ガゼル様…!!」
もう2度と話すことはないだろうと思っていたから
話しかけられたことに驚きつつも
嬉しさを感じた。
ガ「!!……君は…」
驚きと嬉しさを表情に出さないよう
気持ちを引き締める。
どうやら彼女は部屋で話したいことがあるらしい。
バーン達に見られてもまずいから
ガ「私の部屋に来なさい」
と言い、Aを部屋に連れて行った。
ガ「……で、Aは何を話しにきたんだい？」
あ「えっと、それは………」
言葉に詰まるA。
何を話したいのか知らないけど
突然、Aと話す機会が巡ってきたことが
再び間近でAを感じることができるのが
嬉しくて、じっとAを眺めてしまっていた。
あ「っ….///」
…照れたAも可愛い。
多分Aは
自分の容姿の美しさを自覚していない。
誰もが見惚れるくらいに美しく整った顔立ち。
それとは裏腹に無垢なあどけなさが
私をおかしくさせる。
ガ(……めちゃくちゃにしてやりたい)
今だってこんなに無防備に私の部屋について来て…
私の言った言葉の意味を理解しているのだろうか。
ガ「それと君は………
安易に男の部屋に行かないって私の言葉、
…忘れたの？」
あ「….!!」
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sayu(プロフ) - 霧野美波さん» 作品を読んで頂き、ありがとうございます！更新頑張ります！ (2021年1月16日 8時) (
レス) id: 10ef102c5e (このIDを非表示/違反報告)
霧野美波 - 最初から読みました。更新頑張って下さい (2021年1月16日 1時) (レス) id: 5e6165208e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sayu | 作成日時：2021年1月3日 19時
