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これ以上ここにいてはまずい。と思い、
あ「助けてくれてありがとうございました。
そろそろ、行きます。」
とガゼル様に申し出た。
ガ「あぁ、調子が良くなったのならよかった。」
それから、ベットを降りて扉に向かおうとする。
その時だった。
右手を掴まれ、その勢いで後ろに振り返る。
あ「…!!」
振り返った時に私の口を塞いでいたのは
ガゼル様の唇だった。
私は驚いて、後退りする。
ガ「Aも、男の部屋でこんなに無防備にしていたらいけないよ。」
と言って悪戯に笑っていたかと思えば、
私の両手を片手で押さえて、壁際に追いつめられた。
簡単に押さえつけられた私の両手は
私の頭の上で押さえられたまま、抵抗してもびくともしなかった。
あ「っ…ガゼル様、一体何を…」
ガ「君はバーンと付き合っているんだよね？」
その問いかけに私は頷く。
ガゼル様は何も言わなかった。
かと言って冷静なガゼル様は
表情を一切変えることなく只々私を見つめていた。
しばらくして、ガゼル様は私の腕を離した。
ガ「すまない。…もう行っていい。
こうやって話すことはもう2度とないだろう。」
あ「……本当にありがとうございました。」
私はもう一度お礼を言うと、
扉を開けて周囲に人がいないことを確認して、
ガゼル様の部屋を後にした。
あ「もう2度と話すことはない…か。」
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sayu(プロフ) - 霧野美波さん» 作品を読んで頂き、ありがとうございます！更新頑張ります！ (2021年1月16日 8時) (
レス) id: 10ef102c5e (このIDを非表示/違反報告)
霧野美波 - 最初から読みました。更新頑張って下さい (2021年1月16日 1時) (レス) id: 5e6165208e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sayu | 作成日時：2021年1月3日 19時
