真夜中の集中治療01 -一索- ページ38
まただ
今夜もまたそれはやってきた
どういう訳か心がザワついて眠れなくなる現象
きっと連日続く体調不良のせいだろう
近頃の私は常に身体が鉛でも入っているかのようにだる重く
頭にモヤがかかった感覚に襲われている
時刻は夜中の2時を回ったところ
私は毎晩同じ時間になるとこうして悩みの種がひとつ増えるのだ
A「一索…起きてる…？」
ふらふらの体でたどり着いたのは一索の部屋
私の最も信頼している人であり主治医でもある
ノックもせずにドアを開けたと彼はくるりと椅子を回転させ
片手にマグカップを握ったまま私に振り返った
一索「おや、また具合でも悪いのですか？」
A「うん…。毎晩ごめんね…。」
一索は優しく微笑んでマグカップを机に置いた
一索「いいんですよ。
具合が悪くなったらいつでも来なさいと言ったのは僕ですから。
僕のベッドで申し訳ないですが横になりましょう。」
A「ありがとう…。」
私のためにベッドを整えてくれる彼の背中を眺めていた
その広い背中を見ているだけでとても気が楽になった
一索「どうぞ。」
一索は私の手を取り体を支えながらベッドへと誘導した
私がベッドへ入ると布団をかけてくれた
彼の香りが染み付いたふかふかのそれが落ち着く
一索「薬はちゃんと飲んでいますか？」
A「ご飯食べた後にちゃんと飲んだよ。
でもなかなか効いてくれないんだよね。」
私がそう言うと顎に手を当てて不思議そうに首を傾けた
一索「おかしいですねぇ。そろそろ効き目が出てきてもいい頃なのに。
薬を変えてみましょうか。」
A「一索に任せるよ。」
一索「では今の薬がなくなるまで続けて様子みてから考えます。」
一索は私に微笑み手を伸ばした
骨ばった男らしい手が私の頬に触れた
触れたそこから温められまるでじんわりと氷が溶けていくような感覚になる
今なら眠れる気がする
A「一索がそばに居てくれると調子が良くなってくるの。
不思議だね。」
頬を撫でる手を捕まえて指先にキスをした
そんな私に「しょうがない奴だ」と言いたげに笑い唇を指で押した
一索「きっと誰かがそばにいることで安心するのでしょうね。
長年のストレスが蓄積されているだけです。」
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カノ(プロフ) - 溺愛アリスさん» ゆっくり焦らず自分のペースでいきましょうね♪最近インフルエンザ流行ってるので気を付けてね♪ (2020年1月19日 2時) (
レス) id: ef6e1bd13e (このIDを非表示/違反報告)
溺愛アリス(プロフ) - カノさん» ありがとうございます！ゆるくがんばります！ (2020年1月19日 0時) (レス) id: 8294b318af (このIDを非表示/違反報告)
カノ(プロフ) - 溺愛アリスさん» ゆっくり焦らず自分のペースで無理せず頑張ってください♪応援してます♪ (2020年1月18日 2時) (レス) id: ef6e1bd13e (このIDを非表示/違反報告)
ジューゴ - 溺愛アリスさん、焦らず頑張っていってくださいね！ (2020年1月11日 9時) (レス) id: af0c7c5178 (このIDを非表示/違反報告)
溺愛アリス(プロフ) - ジューゴさん» 最近全く書けていないのですがぼちぼち頑張ろうと思います。ありがとうございます！期待にこたえられるようなもの書けるように願います。 (2020年1月11日 1時) (レス) id: 8294b318af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：溺愛アリス | 作成日時：2019年8月2日 2時
