検索窓
今日:8 hit、昨日:13 hit、合計:47,161 hit

幸せ計画01 -六力大仙- ページ32

六力「A行くぞー!」


少し離れた場所から彼が無邪気な笑みを浮かべながら
のんびり屋の私を急かすように叫ぶ


A「待って待って!」


ヒールの私には追いかけるのが大変だ


六力「そんな靴履いてるからー!」


六力ってば酷い
私にだって理由はあるんだ
だって…


六力「俺のためにお洒落してくれてありがとな。」


ちゃんとわかってくれてるんだ
無邪気な顔してこんなキュンキュンする事言うんだもん
心臓1日持ちそうにない…


六力「でもそれじゃ今日はサッカーできないな。」

A「しないから!」

六力「えー、せっかくのデートなのに。」

A「デートだからだよ。さ、行こう。」


私は六力の手を握った
六力は目を細めて微笑み手を握り返した
ゆったりとした2人だけの時間
ただ手を繋いで他愛のない話をしながら歩いているだけなのに
このまま時間が止まってしまえばいいと思うほど幸せだ


六力「ここの公園通ってくと近道なんだ。」


目的地をめざして歩いていると大きな公園に差し掛かった
六力に言われるがまま公園の中を通ると広場で子供たちがサッカーをしていた
声を上げながら楽しそうに遊んでいる


六力「あいつら元気だなー。」

A「砂だらけになってるよ。」

六力「今のすげえいいパス。」

A「わ!転んだ!大丈夫かな。」

六力「立ち上がった!めっちゃ笑ってるな。強いわー。」


私達は元気に遊ぶ子供たちを微笑ましく眺めていた
すると子供が蹴ったボールがうねり勢いよくこっちに飛んできた


六力「あぶね!」


私を目掛けボールは迫っていた
このままでは当たってしまう
でもとろい私が避けても間に合わない


A「きゃっ!」

六力「っと…。」


六力が私の前に出て胸でボールを受け止めて子供たちへ向かい蹴り返した


A「ありがと…。」


間一髪
助かった…


六力「おい!」


大きな声で子供たちに呼びかけた


六力「気をつけろよー!
  俺の彼女怪我させたらおしりペンペンだからな!」


六力がペンペンのジェスチャーをしながら注意していた

幸せ計画02 -六力大仙-→←写真03 -レオン・ファイブルク-



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (35 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
56人がお気に入り
設定タグ:ナンバカ , 恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

カノ(プロフ) - 溺愛アリスさん» ゆっくり焦らず自分のペースでいきましょうね♪最近インフルエンザ流行ってるので気を付けてね♪ (2020年1月19日 2時) (レス) id: ef6e1bd13e (このIDを非表示/違反報告)
溺愛アリス(プロフ) - カノさん» ありがとうございます!ゆるくがんばります! (2020年1月19日 0時) (レス) id: 8294b318af (このIDを非表示/違反報告)
カノ(プロフ) - 溺愛アリスさん» ゆっくり焦らず自分のペースで無理せず頑張ってください♪応援してます♪ (2020年1月18日 2時) (レス) id: ef6e1bd13e (このIDを非表示/違反報告)
ジューゴ - 溺愛アリスさん、焦らず頑張っていってくださいね! (2020年1月11日 9時) (レス) id: af0c7c5178 (このIDを非表示/違反報告)
溺愛アリス(プロフ) - ジューゴさん» 最近全く書けていないのですがぼちぼち頑張ろうと思います。ありがとうございます!期待にこたえられるようなもの書けるように願います。 (2020年1月11日 1時) (レス) id: 8294b318af (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:溺愛アリス | 作成日時:2019年8月2日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。