恋愛詐欺師02 -ウノ- ページ10
ウノ「大丈夫か？」
少し屈んで私に目線を合わせて言う
ウノ「お前…元気なさそうだからさ…。
どうした？」
優しく問いかけるウノ
柔らかな表情に胸がキュンとした
ウノ「俺に話せよ。」
あんたには関係ないじゃん
思ったのに言えなかった
ウノ「A。」
微笑んで私の名前を呼ぶ
A「大丈夫。」
そう言うのがやっとで
ウノ「そっか。」
気が付くと私はウノの腕の中だった
頭を抱きかかえて髪を優しく撫でるウノ
何でこんなこと…
ウノ「Aが元気になるおまじないしてやる。」
私の髪にキスをした
ウノ「またして欲しかったら言えよ。」
奴は私に背を向けて歩き出してしまった
何でこんなことするの？
なんでこんな気持ちになるの？
ただ隠すことなく言える気持ちはただ一つ
A「ばかー！」
私は帽子を取りフリスビーのようにウノの頭に向かって投げた
ウノ「いってえ！」
見事ガラ空きの後頭部に命中
帽子といえど硬くて丈夫だから意外と痛いのだ
ウノ「何なんだよAー。」
転けて床に手をつくウノ
A「ウノこそ何なのもう！意味わかんない！」
帽子を取って埃を払ってからかぶった
A「私を振り回さないで！」
歩き出そうとするとウノに引き寄せられて
床に座るウノに抱きしめられてしまった
ウノ「何で俺なんかに振り回されてるの？」
何でって…
ウノ「理由聞かせろよ。」
A「そんなの…言えない…。」
ウノ「なら俺が代わりに答えてやる。
それはお前が俺に惚れたからだ。」
私の鼻先にキスをした
ウノ「当たりだろ？」
優しく笑いかけるウノに頷くしかなかった
悔しいけど認めたくないけど私はこいつを好きになっていた
ウノ「よっしゃー！やりぃー！」
急にはしゃぎながら私に体重を掛けてきた
突然いつものウノに戻るものだから驚いてしまった
うるさくて鬱陶しくてめんどくさい本物のウノだ
ウノ「クールで優しい俺もカッコイイけどやっぱ俺はこうでなきゃな！」
ニヤニヤしながら私を見た
A「まさか今までのは演技だったの…？」
ウノ「「押してダメなら引いてみろ」って言うだろ？」
やられた
ウノ「俺の戦術に適うやつはいないぜ！
Aですらな！にゃはは！」
呆れて立ち上がるとウノが私の手を取った
振り返って睨みつけるがウノは嬉しそうに笑っていた
ウノ「俺の事嫌いになった？」
そんなのわかってるくせに
A「好きだバカ。」
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溺愛アリス(プロフ) - 楓さん» 喜んでいただけて良かったです！他の方からもリクエストを受けていてそちらが10の方で大分お待ちいただくようになるかと思いますが更新します。そちらの方もよろしくお願いします！ (2019年2月2日 13時) (
レス) id: 7c1307ef69 (このIDを非表示/違反報告)
楓 - 一条兎万兎来たー！この日を待ちわびていました！ありがとうございます！やったー！ (2019年2月2日 8時) (レス) id: af0f7febd7 (このIDを非表示/違反報告)
博麗霊夢 - いえいえ、大丈夫ですよ頑張ってください (2019年1月26日 16時) (レス) id: 9cf44a6a4f (このIDを非表示/違反報告)
溺愛アリス(プロフ) - 博麗霊夢さん» お久しぶりです。いつもありがとうございます！リクエスト承ります！が、ご存知の通りリクエストがたんまり溜まっていて大変お待たせしてしまいます。申し訳ないですがよろしくお願いします。 (2019年1月24日 21時) (レス) id: 7c1307ef69 (このIDを非表示/違反報告)
博麗霊夢 - 溺愛アリスさんお久しぶりです。リクで、一角の話をお願いします。 (2019年1月23日 23時) (レス) id: 9cf44a6a4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：溺愛アリス | 作成日時：2018年8月8日 18時
