彼女が風邪をひいたなら02 -トロワ- ページ36
トロワ「周りと自分比べてはダメだよ。
君は女の子なんだから。もっと自分を甘やかせていいんだよ。」
A「うーん…。」
トロワ「Aが自分に厳しい分
僕が埋め合わせしなきゃいけないんだからね。」
記憶を巡らせると日頃トロワからたくさん埋め合わせされてるなと思った
私に激甘でいつも甘やかされてばかりだ
A「いつもありがとう…。」
トロワ「僕はそんな言葉聞きたいんじゃないんだけどな。」
医務室に向かっているはずなのに手前で曲がった
A「え、ちょっと待って。」
こっちは行き止まりだよ
トロワ「ん？どうかした？」
ニコニコと笑っているけど…
A「いや、医務室あっちじゃ…。」
トロワ「こんな機会めったいないんだしちょっとくらい寄り道させてよ。」
私の手を引いて使われていない資料室のドアを開けた
A「ちょっと…。」
トロワ「いいから入って。」
振りほどく元気はなく言われるがまま中に入った
するとトロワはガチャっと鍵をかけた
振り返った彼はニヤリと笑みを浮かべた
トロワ「翁さんの診察受ける前に僕にも診察させてよ。」
私にじわりじわりと歩み寄ってくる
そんな彼を見ていたら体が緊張してしまった
トロワ「服…脱いで…。」
まさか弱っている私を襲う気じゃ…
トロワ「トロワ先生が治してあげる…。」
いや…
やめて…
トロワ「なーんてね！」
おどけて見せたトロワに強ばっていた体が一瞬にして崩れた
トロワ「僕は例の彼と違って紳士だからね。
弱っているレディにそんなケダモノのようなことはしないよ。彼と違ってね。」
ああ…
例の彼と違ってね…
知らないけれども
トロワ「ごめんごめん。期待しちゃった？」
A「してないですー。
でもトロワの目が本気っぽかったんだもん。」
確かに野獣の目をしてたよ
もう、こんな時にからかうなんて
トロワ「ははっ。でも正直僕だって男だから残念ではあるよ。
そんなことする機会滅多にないからさ…。」
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溺愛アリス(プロフ) - 楓さん» 喜んでいただけて良かったです！他の方からもリクエストを受けていてそちらが10の方で大分お待ちいただくようになるかと思いますが更新します。そちらの方もよろしくお願いします！ (2019年2月2日 13時) (
レス) id: 7c1307ef69 (このIDを非表示/違反報告)
楓 - 一条兎万兎来たー！この日を待ちわびていました！ありがとうございます！やったー！ (2019年2月2日 8時) (レス) id: af0f7febd7 (このIDを非表示/違反報告)
博麗霊夢 - いえいえ、大丈夫ですよ頑張ってください (2019年1月26日 16時) (レス) id: 9cf44a6a4f (このIDを非表示/違反報告)
溺愛アリス(プロフ) - 博麗霊夢さん» お久しぶりです。いつもありがとうございます！リクエスト承ります！が、ご存知の通りリクエストがたんまり溜まっていて大変お待たせしてしまいます。申し訳ないですがよろしくお願いします。 (2019年1月24日 21時) (レス) id: 7c1307ef69 (このIDを非表示/違反報告)
博麗霊夢 - 溺愛アリスさんお久しぶりです。リクで、一角の話をお願いします。 (2019年1月23日 23時) (レス) id: 9cf44a6a4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：溺愛アリス | 作成日時：2018年8月8日 18時
