彼氏が風邪をひいたなら02 -四桜犬士郎- ページ19
犬士郎「冷たくて気持ちがいいな。」
A「暑いんだったら布団取りなよ。」
頭までかぶっていた布団を剥がすと犬ちゃんの顔は真っ赤だった
私にはわかる
これは熱のせいではない
犬士郎「何だか熱が…。」
A「はいはい。」
照れてるだけの癖にそんな嘘ついて
犬士郎「本当だぞ。」
A「大丈夫だって。」
犬士郎「嘘ではないからな。」
A「わかってるってば。」
素直じゃない上に嘘が下手
私は犬ちゃんの真っ赤になった頬に手を当てた
A「気持ちいいでしょ？」
犬士郎「ああ…。」
はにかんだ笑顔が可愛い
A「明日休みだしゆっくりして風邪治そうね。」
犬士郎「そうだな。」
A「明日中に治さないと部下に示しつかないもんね。」
犬士郎「…。」
犬ちゃんだって人間だもん
風邪くらいひくよ
みんなわかってるから
それなのに変な所で意地張ってカッコつけて
A「犬ちゃんてかっこいいと思ってたけど違うよね。」
犬ちゃんは一気に表情を変えた
そして布団を掴みまた頭までかぶろうとする
しかし犬ちゃんの手を掴みそれを阻止した
A「「かっこいい」ってより「可愛い」。」
目を丸くして驚いている隙に鼻先にキスを落とした
ニヤニヤしながら眺めていると犬ちゃんはさっきよりもっと顔を赤くさせていた
犬士郎「熱が…。」
A「照れ屋さんで可愛い。」
頬を突っつくと布団に潜って隠れようとするが
私はまたもやそれを妨害する
犬士郎「こら！離せ！」
A「やだ！」
犬士郎「私は熱が上がったのだ！」
A「うん。暑いから布団かけない方がいいよ。」
犬士郎「貴様…！」
病人相手だというのに可愛くていじめたくなってしまった
犬士郎「Aの…意地悪…。」
少しだけ涙目の拗ねた顔も愛おしい
A「犬ちゃん。」
こんな時に冷え性って役に立つんだね
冷たい手を犬ちゃんの熱い頬に挟むようにくっつけた
A「大好き。」
もう一度鼻先にキスをする
犬士郎「ねっ…熱が…。」
A「はいはい。」
犬士郎「本当だぞ！至急冷えピタを！」
A「私の手で十分。」
犬士郎「それでは私の体調が！」
A「愛のパワーで治してあげるね。」
犬士郎「A！」
頑張って早く治してよ
元気になった可愛い犬ちゃんをもっといじめさせてね
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溺愛アリス(プロフ) - 楓さん» 喜んでいただけて良かったです！他の方からもリクエストを受けていてそちらが10の方で大分お待ちいただくようになるかと思いますが更新します。そちらの方もよろしくお願いします！ (2019年2月2日 13時) (
レス) id: 7c1307ef69 (このIDを非表示/違反報告)
楓 - 一条兎万兎来たー！この日を待ちわびていました！ありがとうございます！やったー！ (2019年2月2日 8時) (レス) id: af0f7febd7 (このIDを非表示/違反報告)
博麗霊夢 - いえいえ、大丈夫ですよ頑張ってください (2019年1月26日 16時) (レス) id: 9cf44a6a4f (このIDを非表示/違反報告)
溺愛アリス(プロフ) - 博麗霊夢さん» お久しぶりです。いつもありがとうございます！リクエスト承ります！が、ご存知の通りリクエストがたんまり溜まっていて大変お待たせしてしまいます。申し訳ないですがよろしくお願いします。 (2019年1月24日 21時) (レス) id: 7c1307ef69 (このIDを非表示/違反報告)
博麗霊夢 - 溺愛アリスさんお久しぶりです。リクで、一角の話をお願いします。 (2019年1月23日 23時) (レス) id: 9cf44a6a4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：溺愛アリス | 作成日時：2018年8月8日 18時
