彼がストーカーに成り果てるまで05 -一声三鶴- ページ17
私…一声部長のペースに巻き込まれて乗せられた気がする…
いや、笑いが絶えない楽しい毎日は憧れるよ
誰もが望む人生の目標だろう
しかし私が今まで築き上げたものはどうなる？
後輩は…？
てかさっきまでいた後輩は？
恐る恐る振り返ると少し離れたところからこちらを見ていた
少し冷ややかな目をして笑っていた
私はとんでもないことをした
三鶴「いやん！離れないでぇ！」
体を離そうとすると一声部長にガッチリとホールドされていて動けない
A「すいません。冗談が過ぎました。」
三鶴「やーねー！あなた冗談とか言うキャラじゃないじゃない！
それに返品不可だから！
クーリングオフとかないから！」
双六主任を見上げ助けを求めてみた
しかし哀れんだ目で私を見ると行ってしまった
ここで例の「ピンポンパンポン」が流れる
何事かと驚いていると一声部長が喋り出した
「野郎共！しっかり働いてるかぃー！？
いきなりだけどちょっと嬉しい報告しちゃうぜぃ！フゥー！」
声の主は勿論一声部長
私を抱きしめながら片手で携帯用の放送アイテムを持ちハイテンションで喋っている
三鶴「この度俺ちゃんにキャワウィー彼女が出来ました！
お相手は勿論Aちゃんです！イエーイ！」
私は驚いてあたりを見回した
ここは本部の人通りの多い通路
周りにいた人達は私たちにパラパラと拍手をしている
三鶴「そういう事で俺ちゃんのマイスイートエンジェルに手出したら
タダじゃ置かないからシクヨロー！」
最悪だ…
取り返しのつかないことになった…
三鶴「Aちゃん。」
呆然としていると一声部長が私の頬を突っついた
顔を上げると突っついた頬にキスをした
三鶴「今は笑えなくてもこれから死ぬほど笑わせてあげるからね。」
連勤明けの荒んだ心に一声部長の言葉が染みる
そう、全てはそのせい
連勤による疲労により思考回路が壊れていたのだ
私が私でなくなっていたのだ
もうどうでもいいや
どうせ返品出来ないなら乗っかってみるのもありなのかもしれない
A「…バカだなー。」
三鶴「え、俺ちゃんのこと！？酷い！」
私の事だよ
あなたも大概バカだけど
A「ふふっ…。」
三鶴「笑った…。Aちゃんが笑った！」
A「よろしくお願いします一声部長。」
三鶴「勿論だぜ！ラブリースイートエンジェル！
みっちゃんて呼んでくれていいぜベイベー！」
後日談として私の彼氏は公式のストーカーになりました
彼氏が風邪をひいたなら01 -四桜犬士郎-→←彼がストーカーに成り果てるまで04 -一声三鶴-
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溺愛アリス(プロフ) - 楓さん» 喜んでいただけて良かったです！他の方からもリクエストを受けていてそちらが10の方で大分お待ちいただくようになるかと思いますが更新します。そちらの方もよろしくお願いします！ (2019年2月2日 13時) (
レス) id: 7c1307ef69 (このIDを非表示/違反報告)
楓 - 一条兎万兎来たー！この日を待ちわびていました！ありがとうございます！やったー！ (2019年2月2日 8時) (レス) id: af0f7febd7 (このIDを非表示/違反報告)
博麗霊夢 - いえいえ、大丈夫ですよ頑張ってください (2019年1月26日 16時) (レス) id: 9cf44a6a4f (このIDを非表示/違反報告)
溺愛アリス(プロフ) - 博麗霊夢さん» お久しぶりです。いつもありがとうございます！リクエスト承ります！が、ご存知の通りリクエストがたんまり溜まっていて大変お待たせしてしまいます。申し訳ないですがよろしくお願いします。 (2019年1月24日 21時) (レス) id: 7c1307ef69 (このIDを非表示/違反報告)
博麗霊夢 - 溺愛アリスさんお久しぶりです。リクで、一角の話をお願いします。 (2019年1月23日 23時) (レス) id: 9cf44a6a4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：溺愛アリス | 作成日時：2018年8月8日 18時
