彼がストーカーに成り果てるまで03 -一声三鶴- ページ15
「Aちゃん♪」
背後からする声の主があの人だとわかっていても振り向いてしまう
三鶴「お届けものだよん！」
一声部長は本当に双六主任からパクってきたであろう胃薬とペットボトルを突き出した
A「受け取れませんよ…。」
三鶴「えー！何でぇー！？」
A「双六主任が困ります。」
三鶴「大丈夫大丈夫！減るもんじゃないし。」
いや、減るもんだろ…
三鶴「ここで飲んでくれないと医務室まで実況しながら強制連行しちゃうぞ！」
何その嫌がらせ
迷惑な上に恥ずかしすぎる
A「いただきます。」
双六主任ごめんなさい…
心の中で謝りながら胃薬と水を飲み込んだ
三鶴「よっ！いい飲みっぷり！さすがAちゃん！」
薬だけどね
A「ありがとうございました。」
頭を下げて立ち去ろうとした
三鶴「待ってAちゃん！」
しかし手首を掴まれて阻止されてしまう
三鶴「俺ちゃんにご褒美！」
勝手にしておいて何を言っているんだ
てかそもそも胃を痛める原因はあなたのせいだ
三鶴「俺ちゃんとつk…」
A「お断りします。」
言わせるものか
背を向けると同時に何かが私の横を通過した
一瞬で舞う私の髪
目にも止まらぬ速さの主は
「鶴てめぇ！」
三鶴「ゲッ。ハジメ…。」
双六主任だった
一「俺の胃薬返せ！」
再び私の胃が痛くなる
罪悪感だ
三鶴「もうないよん。」
一「どこにやりやがった。」
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
三鶴「あそこ。」
その言葉に心臓が飛び跳ねて振り返るとあろうことか一声部長が私を指さしていた
一「どういう事だ…。」
刺すような冷たい眼差し
A「すいませんでした！」
じわりと湧き出る涙
頭を下げるしかない
三鶴「女の子泣かすなんてハジメ最低！」
人のせいにする貴様の方がよっぽど最低だ
こんにゃろう
一「ふぅ…。どうせてめえのせいだろうが！」
三鶴「ギャッ！」
激しい音と共に一声部長が飛んで行った
三鶴「悪気はないのよん…。」
一「てめぇは悪気の塊じゃねえか。」
双六主任の言葉には一言一句同意する
三鶴「だって…Aちゃんと一緒にいたいんだもん。」
突然の一声部長から出た自分の名前に驚いて顔を上げた
一声部長は穏やかな顔で私を見ていた
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溺愛アリス(プロフ) - 楓さん» 喜んでいただけて良かったです！他の方からもリクエストを受けていてそちらが10の方で大分お待ちいただくようになるかと思いますが更新します。そちらの方もよろしくお願いします！ (2019年2月2日 13時) (
レス) id: 7c1307ef69 (このIDを非表示/違反報告)
楓 - 一条兎万兎来たー！この日を待ちわびていました！ありがとうございます！やったー！ (2019年2月2日 8時) (レス) id: af0f7febd7 (このIDを非表示/違反報告)
博麗霊夢 - いえいえ、大丈夫ですよ頑張ってください (2019年1月26日 16時) (レス) id: 9cf44a6a4f (このIDを非表示/違反報告)
溺愛アリス(プロフ) - 博麗霊夢さん» お久しぶりです。いつもありがとうございます！リクエスト承ります！が、ご存知の通りリクエストがたんまり溜まっていて大変お待たせしてしまいます。申し訳ないですがよろしくお願いします。 (2019年1月24日 21時) (レス) id: 7c1307ef69 (このIDを非表示/違反報告)
博麗霊夢 - 溺愛アリスさんお久しぶりです。リクで、一角の話をお願いします。 (2019年1月23日 23時) (レス) id: 9cf44a6a4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：溺愛アリス | 作成日時：2018年8月8日 18時
