困ったお兄ちゃんたちの話03 ‐悟空猿門‐ ページ10
名前を呼ばれ振り返るとにぃにがいた
嫌なタイミングで会ってしまった
猫「猿門先輩…にゃに僕の可愛い妹泣かせてるんですか…？」
こんな修羅場に空気も読まずまたそんな冗談言って
「可愛いい」なんて思ったことないくせに
猿門「は？俺は何もしてねえ。」
猫「そんにゃわけにゃいでしょ…。」
睨み合う2人
まずい…
このままじゃまた喧嘩になっちゃう
止めなきゃ
A「にぃに違うの。やめて。」
猫「Aは引っ込んでて！」
にぃにに突き飛ばされて不意打ちをくらった僕は尻もちをついた
いてて…
にぃに酷い…
猿門「大丈夫か！？」
猿門にぃが私に駆け寄って手を取った
まさかの出来事に喜ぶのも忘れて呆然としていた
猿門「猫！お前Aになんてことするんだ！」
猫「Aを泣かせた猿門先輩に言われたくありみゃせーん。」
猿門「俺じゃねえって言ってんだろ！」
猫「嘘つかにゃいでくださーい。」
このやり取り
仲が良かった子供の頃を思い出す
私には兄が2人いた
やんちゃでちょっとおバカで面白い猿門にぃと自由気ままで小生意気なにぃに
猿鬼にぃはお兄ちゃんと言うよりお父さんだな
僕たちを遠くからいつも見守ってくれ時に叱ってくれた
楽しかったな…
あの頃に戻りたい…
A「にぃに達のバカー！」
睨み合う2人の頬に拳をお見舞した
思いのほか強く入り2人は吹っ飛んで行った
猿門「ちょ…。」
猫「いたた…。」
A「僕のためにケンカするなんてやめてよ！
本当に僕のためを思うなら仲良くして！」
僕は右手に猿門にぃ、左手ににぃにの手を握った
A「にぃにはわかってるはずでしょ？
猿門にぃは乱暴でちょっとおバカだけど悪い人じゃないって。」
猿門「おい。」
猫「うん…。」
A「猿門にぃもにぃにはせこくて器の小さい人間だけど
根っから腐った人間じゃないってわかってるよね？」
猫「僕のことそう思ってたの…？」
猿門「…おう…。」
猫「酷い…。」
A「それなら仲直りできるよね？」
2人は気まずそうに目を合わせた後俯いて小さく頷いた
この日をどれほど夢に見ただろう
僕の願い事がようやく叶った
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溺愛アリス(プロフ) - 乃絵琉さん» ありがとうございます！他の方からも続編のリクエストを頂いていてお時間頂きますが更新予定です。しばらくお待ちくださいね！ (2019年1月2日 10時) (
レス) id: 7c1307ef69 (このIDを非表示/違反報告)
乃絵琉(プロフ) - 命の賭け事、是非続きが見たいです (2019年1月2日 4時) (レス) id: 4feb3eead2 (このIDを非表示/違反報告)
マリぽん - お忙しいところすみません。いつでもいいのでよろしくお願いします!!後出来れば武蔵くんとのお話続編もよろしくお願いします。楽しみに待ってます!! (2018年10月25日 23時) (レス) id: f1fc3b7b47 (このIDを非表示/違反報告)
マリぽん - お久しぶりです！こんばんは！リクエストよろしいでしょうか？冥くんとのお話を書いて頂きたいです！みんなの前だと喧嘩ばっかりしているのに二人っきりになるとラブラブになる感じで...世にいうバカップルを書いていただきたいです！よろしくお願いします!! (2018年10月25日 23時) (レス) id: f1fc3b7b47 (このIDを非表示/違反報告)
溺愛アリス(プロフ) - 夢ゆめさん» 季節外れなネタですいませんが無事出来ました。またお願いします。 (2018年8月26日 22時) (レス) id: 7c1307ef69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：溺愛アリス | 作成日時：2018年6月20日 16時
