彼氏が風邪をひいたなら01 ‐チィー‐ ページ6
どこまでも広がる青い空と柔らかな日差し
そして時折優しく吹き抜ける風
小鳥のさえずりと集まった囚人達の声で騒がしいここは鍛錬場
今日も清々しく5舎の朝が始まったのだ
さっそくランニングから取り掛かろう
A「…どうしたおっさん。」
合図とともに一斉に走り出した囚人
しかし一人スタート地点から動こうとしないチィー
チィー「朝からおっさんやめて…。
何だか体が重くてね…。」
A「歳だからじゃない？」
チィー「だからおっさん扱いやめてってば！俺まだ25歳よ？」
その風貌はどう見ても胡散臭いおっさんにしか見えない
A「またサボり？」
チィー「違う！今日はガチ！」
大きな声でそう言うと地面にへたりこんでしまった
チィー「Aちゃん助けて…。」
弱々しく私に手を伸ばしてきた
A「だらしないなぁ。」
チィー「こんな時くらい優しくしてよ…。」
まったく…
私はチィーの手を取り立ち上がらせた
おんぶして房まで連れていきベッドに寝かせた
A「薬剤師のくせに体弱いな。」
サボってばかりのチィーだが意外と本当に体調悪い日も多い
それも日頃の不摂生のせいだ
自業自得
チィー「暑い…。Aちゃん脱がせて…。」
顔が赤いし熱でも出したみたい
しょうがないなぁ
チィーの服に手をかけた
ファスナーを下げると汗ばんだ肌が露出した
それがすごく色っぽくて思わず唾を飲み込んだ
チィー「どうしたの？」
A「何でもない…。」
私は朝っぱらから何を考えてるんだ…
いけないいけない！
こいつはクズのおっさんだ！
チィー「ありがとう…。」
無事目をそらしたまま服を脱がす事に成功した
悔しいのだがこいつの体は私にとって目の毒なんだ
こんな自分が嫌になる
もう逃げよう…
A「じゃ。」
チィー「Aちゃんはここ。」
逃げようとしたのにベッドの中に引きずり込まれてしまった
そして私の体をぎゅっと抱いて
チィー「冷たくて気持ちいい…。」
冷え性だからそうでしょうね
チィー「それにやわらかい…。」
あろう事か私の胸を揉んだ
A「ちょっと！」
チィー「病人なんだから優しくしてよ。ね？」
こいつ…
しかし何も言い返せない…
そんな私を知って腹立つ顔をしている
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溺愛アリス(プロフ) - 乃絵琉さん» ありがとうございます！他の方からも続編のリクエストを頂いていてお時間頂きますが更新予定です。しばらくお待ちくださいね！ (2019年1月2日 10時) (
レス) id: 7c1307ef69 (このIDを非表示/違反報告)
乃絵琉(プロフ) - 命の賭け事、是非続きが見たいです (2019年1月2日 4時) (レス) id: 4feb3eead2 (このIDを非表示/違反報告)
マリぽん - お忙しいところすみません。いつでもいいのでよろしくお願いします!!後出来れば武蔵くんとのお話続編もよろしくお願いします。楽しみに待ってます!! (2018年10月25日 23時) (レス) id: f1fc3b7b47 (このIDを非表示/違反報告)
マリぽん - お久しぶりです！こんばんは！リクエストよろしいでしょうか？冥くんとのお話を書いて頂きたいです！みんなの前だと喧嘩ばっかりしているのに二人っきりになるとラブラブになる感じで...世にいうバカップルを書いていただきたいです！よろしくお願いします!! (2018年10月25日 23時) (レス) id: f1fc3b7b47 (このIDを非表示/違反報告)
溺愛アリス(プロフ) - 夢ゆめさん» 季節外れなネタですいませんが無事出来ました。またお願いします。 (2018年8月26日 22時) (レス) id: 7c1307ef69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：溺愛アリス | 作成日時：2018年6月20日 16時
