君の言いなり02 -七夕星太郎- ページ33
ところが何故か真っ先に目を付けられてしまった
その日から僕は彼女の言いなり
逆らおうものなら容赦なく暴言＆暴力
僕の方が先輩なのに…
なんで…
星太郎「お待たせしました…。」
主任に油売ってた時間を取り戻すべく無理に走ったから息が切れる…
汗だくだ
A「ん。」
「ありがとう」くらい言おうよ…
喉鳴らしてごくごく美味しそうに飲んじゃって…
僕も喉がカラカラだ
恨めしそうに見ているとAさんと目が合った
しまった
また叱られる…
そう思っていたのだけど
A「お前も飲むか？」
予想に反して僕にお茶を差し出した
体が勝手に反応してそれに手を伸ばし口に含んだ
熱された体に冷たいものが染み渡る
飲んでいるとまたしてもAさんと目が合ってしまった
しまった
飲みすぎた
星太郎「すみません！ありがとうございました！」
ぶっとばされると思って縮こまっていたのだけどAさんは僕を見つめたままだった
そしてニヤリと笑みを浮かべたままお茶を取ると
A「うまかったか？私の間接キス。」
あ…
Aさんの言葉に一瞬でクールダウンした全身が再びほてり出す
A「何赤くなってんだよ星太郎。ガキじゃあるまいし。」
僕の脚に軽く蹴りを入れるAさん
楽しそうに笑って僕をからかっている
星太郎「Aさんが…意識するようなこと言うから…。」
A「私のせいって言いたいわけ？」
Aさんの表情が激変した
やばい！
怒らせてしまった！
星太郎「ごっ…ごめ…。」
A「ばーか！」
言葉とは反対に笑っていた
酷いなぁAさんは
冗談でもいい加減僕も傷付くよ
なのにこんな笑顔見せられたら許すしかない
A「まあ、お前にそう思われるなら悪くないかな。」
星太郎「はいはい。ありがとうございますー。」
こんな言葉真に受ける僕じゃない
からかわれて赤くなってしまう僕だけど僕はもう立派な大人ですからね
A「可愛くないやつ。」
どうせ僕は可愛くないですよーだ
A「そういうとこも好きだけどな。」
星太郎「え…。」
君の言いなり03 -七夕星太郎-→←君の言いなり01 -七夕星太郎-
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 53人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
溺愛アリス(プロフ) - 乃絵琉さん» ありがとうございます！他の方からも続編のリクエストを頂いていてお時間頂きますが更新予定です。しばらくお待ちくださいね！ (2019年1月2日 10時) (
レス) id: 7c1307ef69 (このIDを非表示/違反報告)
乃絵琉(プロフ) - 命の賭け事、是非続きが見たいです (2019年1月2日 4時) (レス) id: 4feb3eead2 (このIDを非表示/違反報告)
マリぽん - お忙しいところすみません。いつでもいいのでよろしくお願いします!!後出来れば武蔵くんとのお話続編もよろしくお願いします。楽しみに待ってます!! (2018年10月25日 23時) (レス) id: f1fc3b7b47 (このIDを非表示/違反報告)
マリぽん - お久しぶりです！こんばんは！リクエストよろしいでしょうか？冥くんとのお話を書いて頂きたいです！みんなの前だと喧嘩ばっかりしているのに二人っきりになるとラブラブになる感じで...世にいうバカップルを書いていただきたいです！よろしくお願いします!! (2018年10月25日 23時) (レス) id: f1fc3b7b47 (このIDを非表示/違反報告)
溺愛アリス(プロフ) - 夢ゆめさん» 季節外れなネタですいませんが無事出来ました。またお願いします。 (2018年8月26日 22時) (レス) id: 7c1307ef69 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：溺愛アリス | 作成日時：2018年6月20日 16時
