君の言いなり01 -七夕星太郎- ページ32
「ゴルァァァ！星太郎ぉ！」
今日も僕を怒鳴りつける声が耳をつんざく
心臓が大きく飛び跳ねた
星太郎「はい！何でございますかっ！」
即座に振り返りAさんに御用聞きをする
彼女は相変わらずの冷徹な目付きで僕を見ていた
A「お茶買ってこい。」
僕にお金を投げつけた
星太郎「あっ！お金を投げちゃ…。」
A「あん？」
しまった
つい口答えをしてしまった
そんな目で睨まないでくださいよ…
泣きそうになる…
星太郎「何でもないです！大至急行ってまいります！」
暴力に訴えられる前に逃げるしかない
僕はまるで子供のはじめてのおつかいの様に小銭をぎゅっと握りしめた
星太郎「主任！お疲れ様です！」
走っていると前から会議を終えた主任が気だるそうに歩いて来た
ハジメ「またAの使いっぱしりか。」
主任がニヤニヤと笑っている
僕のこと面白がって…
星太郎「パシリじゃないです！おつかいです！」
内容はほぼ同じなんですけどね
目で主任に「あの人何とかしてください」と訴えてみた
ハジメ「こんなとこで油売ってねえで早く行けよ。またシメられんぞ。」
僕の気持ちを知っておいて…
もおー！
星太郎「行ってきます！」
何でこんなことになってしまったんだろう
それは嵐のように突然やって来た
「新人が入る」と主任に言われた
しかも女の子だって
女の子と聞いて心がざわつかない男なんかいないもんね
僕だって甘い期待をしていた
可愛い女の子の後輩と優しい先輩の僕
悩みがあるならちゃんと聞いてあげよう
困ったことがあったら率先して助けてあげよう
そしていつしか僕たちの間に…
そんな妄想一瞬で打ち消されたんですけどね
初っ端から遅刻して来て乱暴に僕達が待つ看守室のドアを蹴破り
一言目は「寝坊しました」だった
無表情のまま主任に深く頭を下げて「サーセンした」と呟くと
主任は思いっ切りゲンコツを食らわしていてお説教
どうやら主任の後輩らしい
初めて僕の目に映った瞬間から気づいていたけど元ヤンだって
僕は悟った
「この人に目をつけられないように空気になろう」って
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溺愛アリス(プロフ) - 乃絵琉さん» ありがとうございます！他の方からも続編のリクエストを頂いていてお時間頂きますが更新予定です。しばらくお待ちくださいね！ (2019年1月2日 10時) (
レス) id: 7c1307ef69 (このIDを非表示/違反報告)
乃絵琉(プロフ) - 命の賭け事、是非続きが見たいです (2019年1月2日 4時) (レス) id: 4feb3eead2 (このIDを非表示/違反報告)
マリぽん - お忙しいところすみません。いつでもいいのでよろしくお願いします!!後出来れば武蔵くんとのお話続編もよろしくお願いします。楽しみに待ってます!! (2018年10月25日 23時) (レス) id: f1fc3b7b47 (このIDを非表示/違反報告)
マリぽん - お久しぶりです！こんばんは！リクエストよろしいでしょうか？冥くんとのお話を書いて頂きたいです！みんなの前だと喧嘩ばっかりしているのに二人っきりになるとラブラブになる感じで...世にいうバカップルを書いていただきたいです！よろしくお願いします!! (2018年10月25日 23時) (レス) id: f1fc3b7b47 (このIDを非表示/違反報告)
溺愛アリス(プロフ) - 夢ゆめさん» 季節外れなネタですいませんが無事出来ました。またお願いします。 (2018年8月26日 22時) (レス) id: 7c1307ef69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：溺愛アリス | 作成日時：2018年6月20日 16時
