落としてみせる01 -五浄流河- ページ16
私には仕事の悩みがある
だけどとてもじゃないけど誰にも言えやしない
看守の私が囚人にいじめられているだなんて…
流河「A！聞こえているんだろ！？A！」
A「すいません！ただ今！」
流河「ふん！のろい女だねえ！」
相手は地下牢にいる元刑務官の流河さん
一応先輩なのだ
新人の私は流河さんと一緒に働く事も
凶悪犯がいる地下牢の囚人のお世話をすることもなかったのだが
努力の末メキメキと成長を果たし
見事地下牢の囚人のお世話を任されるようになり顔を合わせることになった
噂は聞いていたが初対面こそ大人しくしていたものの
女には冷たく当たりいびられパシられこの有様…
流河「あんたみたいなやつが5舎の看守だなんて5舎も随分墜ちたものだねえ！
あたいが看守だった頃は…。」
始まった…
流河さんの昔話
そして自慢話
今日も長いぞこれは
流河「A！聞いているのかい！？」
A「はい！聞いています！」
もうこの話何回目だよ…
耳にタコが出来るよ…
本当は聞き流してるんだけど
流河「あんた、化粧水変えただろ。」
不意に顎を持ち上げて流河さんが私の顔面を直視した
確かに化粧水は新しいものに変えたばかりだ
A「そうですけど…。」
流河「ふーん。」
薄暗いとは言え流河さんの顔が近い
意識してしまって顔が赤くなってしまう
流河「悪くないね。」
顔を動かし角度を変えて私の肌を凝視している
緊張と恥ずかしさと頭がパニックで体が硬直してしまった
流河「あたいに差し入れは？」
A「え？」
流河「あたいに差し入れはないのかって聞いてるんだよ！」
流河さんは声を張り上げると頭を勢いよく下ろし私のおでこに頭突きをした
A「いたっ！」
流河「自分だけいい思いしてるんじゃないよ！まったく！」
理不尽すぎる…
流河「気が利かない女だねえ！あたいにさんざん世話になっておいて！」
私は…流河さんにお世話されていた方だったのか…
流河「こんな奴があたいの担当なんて信じられない！」
そんな事言われても…
流河「明日、必ず持ってくるんだよ。」
A「そんな…。」
流河「あんたみたいなしょうもない顔には勿体ないね。
だからあたいが使ってやるよ。」
A「困ります…。」
流河「あんたに使われてる化粧水の方が困ってるさ。」
酷い言われ様…
この化粧水はキジ主任に勧められ御褒美に買ったちょっとお高い物
とてもじゃないけどプレゼントなんて…
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溺愛アリス(プロフ) - 乃絵琉さん» ありがとうございます！他の方からも続編のリクエストを頂いていてお時間頂きますが更新予定です。しばらくお待ちくださいね！ (2019年1月2日 10時) (
レス) id: 7c1307ef69 (このIDを非表示/違反報告)
乃絵琉(プロフ) - 命の賭け事、是非続きが見たいです (2019年1月2日 4時) (レス) id: 4feb3eead2 (このIDを非表示/違反報告)
マリぽん - お忙しいところすみません。いつでもいいのでよろしくお願いします!!後出来れば武蔵くんとのお話続編もよろしくお願いします。楽しみに待ってます!! (2018年10月25日 23時) (レス) id: f1fc3b7b47 (このIDを非表示/違反報告)
マリぽん - お久しぶりです！こんばんは！リクエストよろしいでしょうか？冥くんとのお話を書いて頂きたいです！みんなの前だと喧嘩ばっかりしているのに二人っきりになるとラブラブになる感じで...世にいうバカップルを書いていただきたいです！よろしくお願いします!! (2018年10月25日 23時) (レス) id: f1fc3b7b47 (このIDを非表示/違反報告)
溺愛アリス(プロフ) - 夢ゆめさん» 季節外れなネタですいませんが無事出来ました。またお願いします。 (2018年8月26日 22時) (レス) id: 7c1307ef69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：溺愛アリス | 作成日時：2018年6月20日 16時
