困ったお兄ちゃんたちの話04 ‐悟空猿門‐ ページ11
猿門「…あの件はAに免じて許してやるけどな。」
猫「はっ？にゃにその言い方…。」
あれ…？
仲直りは…
猿門「あの件とこの件は別だ。」
あの件とこの件とは…
猫「こんにゃとこだけ気が合いみゃすねぇー。
僕もそう思ってみゃしたー。」
ケンカじゃないと言い張っていたけど揉めたのは事実のようだ
だけど原因はどうやら1つではないらしい
A「ケンカはやめようね…。」
猫「Aは黙ってて！」
猿門「てめえAになんて言い方してんだ！」
猫「そんにゃの猿門先輩には言われたくにゃいですー。」
再び始まった口げんかに呆然としているとにぃにが私を引き寄せた
猫「猿門先輩みたいにゃバカで短気な人にAはあげみゃせーん！」
A「え。」
猿門「てめえ！Aの前で！」
そう叫んだ猿門にぃの顔は真っ赤だった
すると猿門にぃと視線が交わった
僕の心臓は何故かドキドキと高鳴って頭は真っ白
どれくらい見つめあっていたのだろう
しばらくすると猿門にぃはニヤリと笑みを見せた
猿門「こうなったら…しょうがねえな。」
言葉の意味を理解する前に猿門にぃに引っ張られ
気がつくと腕の中に閉じ込められていた
猿門「Aは俺のこと好きだもんな？」
A「え…うん…。」
猫「はあ！？Aみゃでにゃに言ってるの！？目を覚みゃして！」
にぃにが僕の両手を強く握った
猿門「離してやれよシスコンが。」
シスコン…？
にぃにがシスコン…？
しかしその言葉を僕の頭の中で検索をかければヒットすることが多々あった
猫「Aは「大きくなったらにぃにと結婚する」って言ってたよね！？」
何をいきなり言い出すのだろう…
てかそんなこと言った記憶ない…ような気がする…
猿門「いーや、Aは「猿門にぃと結婚する」って言ってた。
な？A。」
言ったような言ってないような…
「猿門にぃと結婚したい」のは嘘じゃないがでも昔のそれは幼い僕の戯言だ
猿門「そもそもお前らは兄妹だから
本当に愛し合っていようが法律上結婚できねえんだよ！」
猫「へー、バカなくせにそんにゃこと知ってるんですねー。」
猿門「てめえ！俺をバカにするな！」
A「ケンカは…やめよう…。」
話についていけない僕は2人の言い争いにかき消される声で
そう主張するしかなかった
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溺愛アリス(プロフ) - 乃絵琉さん» ありがとうございます！他の方からも続編のリクエストを頂いていてお時間頂きますが更新予定です。しばらくお待ちくださいね！ (2019年1月2日 10時) (
レス) id: 7c1307ef69 (このIDを非表示/違反報告)
乃絵琉(プロフ) - 命の賭け事、是非続きが見たいです (2019年1月2日 4時) (レス) id: 4feb3eead2 (このIDを非表示/違反報告)
マリぽん - お忙しいところすみません。いつでもいいのでよろしくお願いします!!後出来れば武蔵くんとのお話続編もよろしくお願いします。楽しみに待ってます!! (2018年10月25日 23時) (レス) id: f1fc3b7b47 (このIDを非表示/違反報告)
マリぽん - お久しぶりです！こんばんは！リクエストよろしいでしょうか？冥くんとのお話を書いて頂きたいです！みんなの前だと喧嘩ばっかりしているのに二人っきりになるとラブラブになる感じで...世にいうバカップルを書いていただきたいです！よろしくお願いします!! (2018年10月25日 23時) (レス) id: f1fc3b7b47 (このIDを非表示/違反報告)
溺愛アリス(プロフ) - 夢ゆめさん» 季節外れなネタですいませんが無事出来ました。またお願いします。 (2018年8月26日 22時) (レス) id: 7c1307ef69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：溺愛アリス | 作成日時：2018年6月20日 16時
