約束（続編3）02 -ハニー- ページ8
ハニー｢トロワがブラジャー担当で俺がパンツだってよ。
そこまで決めてるんだぜ？
参っちまうよ。｣
何かハニーが嬉しそうに話してる
ハニー｢デザインから生地選びからなんでも自分たちでやって
お渡し会とかイベントもやるんだってよ。｣
うわー…
ハニー｢このイケメンがやったら儲かってしょうがねえな…。
Aもそう思うだろ？｣
目をキラキラと輝かせながら言った
A｢そうだね…。｣
ハニー｢だろー！？｣
認めたくないけどこいつらはイケメンで全国にファンが沢山いる
イベントをやるとなればファンの女子達は喜んで買っていくだろう
ただでさえ大好きな下着に関われて
自分好みのものをいくらでも作れてお金になる
こいつらの天職だろう
でもなんだこの気持ちは…
ハニー｢A。｣
ハニーが膝立ちしてソファーに座る私を抱きしめた
ハニー｢ちゃんとトロワには断るから安心しろ。
お前に不自由させねえようにちゃんとした仕事するから。｣
ハニーが私の首に顔を埋めた
ハニー｢仕事よりお前が一番だからな。｣
唇が首筋に吸い付きくすぐったい
ハニー｢でも…。｣
そう言うとハニーが私から離れた
再び目をキラキラと輝かせた
嫌な予感…
ハニー｢俺が会社立ちあげればいいんだよな！｣
やっぱり！
ハニー｢俺ひとりならケンカしないで済むし自由だ！｣
うわー！
3番の影響受けている！
受けまくってるよこのバカ！
ハニー｢Aに履いて欲しいパンツいっぱい作ってやるぜ！
めっちゃセクシーなやつ！｣
A｢あんたバカじゃないの！？｣
これだからもう！
会社立ちあげるのにいくらかかると思ってんだ！
数10円しかないくせに！
大体デザインとかその他もろもろ
お金がもらえるほどのプロとしての仕事出来るの！？
ハニーに怒鳴りつけると捨てられた子犬の様にシュンとしおれた
夢を追う人を全否定したくはないが現実を見てもらわなくては
それに…
A｢私が一番なんでしょ…。｣
私との未来壊して欲しくない…
2人で黙っているとハニーの電話が鳴った
ディスプレイには｢変態ブラ泥棒｣の文字が
ハニーはそれを眺めているだけで出ようとしないので代わりに私が出た
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作者名：溺愛アリス | 作成日時：2017年5月18日 0時
