【ナンバカ】短編恋愛集03 (ページ46)

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囚人達の逆襲08　-5舎編- ページ46

チィー｢本当猫みたいで可愛い。
　俺は君のこと好きだよ。｣

耳元で呟くように言った
ドキドキが止まらない

チィー｢あいつらと2人にしたの少し心配してたんだけど
　期待を裏切らない奥手っぷりでよかったよ。｣

抱きしめる手が下の方にズレていく

チィー｢キスだけで満足しちゃうとか可愛いよね。
　そう思わない？｣

手が腰の位置で止まった
私の好きなとこを知っているかのように

A｢離しなさい71番…。｣

声が震えてしまう

チィー｢もう俺は71番じゃないよ。
　知ってるでしょ？俺の名前。｣

私の体を転がして上に71番が覆いかぶさるような態勢になった
悪い笑顔を浮かべながら私の顎を掴んで持ち上げた

チィー｢俺の名前呼んでよA。｣

ドキドキしすぎて頭がおかしくなっちゃいそう

A｢チィー…。｣

ダメだ
おかしくなってしまった

チィー｢よく出来ました。｣

私の頭を撫でると乱暴にキスをして来た
タバコの苦い味がする
それが妙に色っぽくて

チィー｢大人しくなっちゃっていい子だね。｣

顔にかかった髪を払ってくれ私の頬を撫でた
そして優しい触れるだけのキス

クズだけど…クズなのに…

チィー｢このまま俺に抱かれちゃってもいいと思ってるでしょ。｣

A｢…うるさい…。｣

チィー｢素直じゃないんだから。｣

素直にならないのが私の最後の抵抗だ

チィー｢まあいいさ。
　時間はたっぷりあるしね。
　素直になるまで遊んであげるよ。｣

太ももの内側に指を滑らせた

チィー｢ここ好きなの？｣

A｢やだ…。｣

チィー｢嫌じゃないでしょ？
　 2人しかいないんだからさ素直になってよ。｣

もう…

A｢もっとして…。｣

チィー｢そんなこと言っちゃうの？えっちだね。｣

チィーのバカ

チィー｢可愛すぎてしょうがないよ。
　今すぐ食べちゃいたい。｣

絡みつくような激しいキス
息が苦しいけど気持ちよくて頭が麻痺する

脱がされる服も体を這う手も止めるなんて思考はない
全部受け入れてしまう
なかなか私が求める先に行かず
じれったくてチィーを見ると意地悪そうに笑っていた

弄ばれてるんだ
つい求めてしまいそうになる
でも…

チィー｢なかなかしぶといね。｣

あなただって…
私と同じくらい我慢してるでしょ
知ってるんだから

チィー｢俺の目的は求められる事じゃないんだよ。｣

ギリギリのところを指でなぞる
求められたいからこんな事してるんじゃないの？