【ナンバカ】短編恋愛集03 (ページ32)

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囚人達の逆襲05　-4舎編- ページ32

A｢きゃあぁぁぁー！｣

犬士郎｢やかましい！｣

主任に鞭で口の周りをぐるぐる巻にされた

あれ…？
私は634番と繁殖行動を…

ムサシ｢Aちゃん大丈夫…？｣

やだっ！私の旦那様じゃないの！
まともに顔が見れない！

仁志｢まだ顔赤い…。僕のせいでごめんね…。｣

ひとちゃんが私に泣きながら抱きついた
勢いよくおでこ同士がぶつかって
頭が一瞬真っ白になったあと妙に冷静になった

あれは…夢か…

634番の地下牢でみんなで話していたら
急に振り返ったひとちゃんの頭にぶち当たってそれで…

たかが夢されど夢

意識しちゃって少し前みたいには戻れない

犬士郎｢またおでこが腫れてしまったな…。
　 A医務室に行こう。
　大丈夫か？ゆっくり立て。｣

優しく背中に手を当てて私を支えながら立たせる主任

仁志｢何度もごめんねAちゃん！
　痛いの痛いのぉ！飛んで行けぇー！｣

謎のダンスと共におまじないをかける可愛いひとちゃん

ムサシ｢またぶつからないように気をつけるんだよAちゃん。
　行ってらっしゃい。｣

本を片手に微笑みながら手を振る634番

私は近い未来この中の誰と
ホモサピエンスとしての義務を果たすのでしょうか