囚人達の逆襲03 -13舎編- ページ20
あ、今日の日報係私だ
やらなきゃ
A｢お前ら看守になったんだよな。
仕事すんぞ。｣
ウノ｢はあ！？｣
A｢それが看守の務めだ。
そんなことも出来ねえで偉そうに看守面すんな。ほら！｣
渋々立ち上がった4人
25番に星太郎の餌を用意させ私達は看守室へ
A｢15番、この日報書いて。｣
ジューゴ｢無理だ！｣
A｢私が言ったとおりに書けばいいから。｣
無理矢理ボールペンを握らせた
A｢ここは昨日の日付。天気は晴れ。
ここの欄は｢異常なし｣って。｣
ん…？
A｢きったねえ字だな！暗号かよ！｣
ウノ｢あはは！｣
ジューゴ｢そんな笑うなよ！｣
ロック｢ここの字間違ってるぞ。｣
A｢全部平仮名で書くな！｣
ニコ｢ただいまー。
Aちゃんジューゴくんに難しい事言わないであげて。｣
難しくねえだろ…
A｢お前そこの用具入れからモップ出して床磨いてろ。｣
ジューゴ｢はい…。｣
じゃあ代わりに
A｢11番続き書いて。｣
ウノ｢任せな！｣
さすが器用
読みやすい字で書いてる
ウノ｢ここさ。｣
A｢何？｣
11番が指さす所に顔を近づけた
意外とちゃんとやってくれるみたい
しかしそれからの反応がない
A｢どうした？｣
ウノ｢かわいいな。お前。｣
チュッ
…
キスされたんだけど…
バキッ
ウノ｢いってえ！｣
ロック｢ウノ！それはずるいぞ！｣
ニコ｢あー！抜け駆けー！｣
ジューゴ｢おい！ふざけんなよ！｣
あーもううるさい！
次！
すると服の裾をクイクイ引っ張られた
ニコ｢Aちゃん…僕字書けない…。｣
ですよね…
しょうがないな
A｢みんなの分のお茶入れてきて。｣
ニコ｢はーい！｣
ロック｢俺コーラ！｣
A｢欧米か！｣
ロック｢ナイスツッコミ！俺American！｣
A｢いいから！次あんた！｣
あまり上手じゃないけど時間かけて丁寧に書いてくれている
一生懸命さがすごい伝わる
A｢あんた顔赤くない…？｣
頑張りすぎて知恵熱でも出したか
手をおでこに当てると勢いよく振り払われた
ロック｢…気のせいだ…。｣
そうかな…
ちょっと熱い気がしたけど
ウノ｢あ！お前Aのブラジャー見たんだろ！｣
なんと！？
デコルテ部分ぶかぶか過ぎて上から見たらきっとおへそまで丸見えだ
しまった！
ロック｢見てねえよ！｣
ニコ｢ロック鼻血！｣
ジューゴ｢仕事増やすなよ！｣
もう私やろう…
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作者名：溺愛アリス | 作成日時：2017年5月18日 0時
