【ナンバカ】短編恋愛集03 (ページ1)

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先輩と同期と彼氏01　-双六一- ページ1

私の名前はA
29歳
本部所属

だいぶいい年で独身なのが悩みだが
なかなかプロポーズはしてくれないものの
同棲している彼氏がいてそこそこ満たされた生活をしている

その彼氏ってのが万能超人ゴリラで恐れられている
13舎の主任看守部長双六一
私の同期だ

私も前は舎に配属され看守として働いていたので
そういう縁でハジメと付き合うことになりもう5年も経つ

いい加減結婚したいし子供も欲しいのだけど
ハジメの激務は痛いほどわかるので諦めている
これ以上ハジメの胃に負担かけたら死んじゃうからね

本部は肉体労働ではないし夜勤もほぼないのでハジメを十分支えてあげられる
少しの不満はあるけれど、なんだかんだ幸せだからまっいっか

そんなわけで今日も元気に出勤！
本部で主任を集めた会議があったので
もしかしたら会えるかもと中央休憩室に行ってみた

三鶴｢あれぇー？Aちゃんじゃなーい！｣

兎万兎｢うぎゃぎゃ！Aー！久し振りじゃねえか！｣

ドアを開けると同期の一声三鶴放送局部部長と
昔に配属された1舎でお世話になった一条兎万兎主任がいた

A｢わぁー！みっちゃんとうさぴょん！
　本当久し振りー！会いたかったー！｣

思わず3人で抱きしめ合った
この2人とは仲が良くて昔はしょっちゅう遊んだものだ

兎万兎｢こんな所にお前が来るなんて珍しいじゃねえか。｣

普段は自分の所の休憩室にいるので滅多に来ないんだよね

A｢主任会議があるって聞いたからさ
　ハジメ来るかなって思って。｣

三鶴｢フゥー！相変わらずラブラブだねぇー！｣

兎万兎｢ケッ！お前ら俺のロボで爆発させてやる！｣

うさぴょんに言われるとまじでやりそうで怖い

A｢でもハジメに会えるより嬉しい！
　来てよかった！｣

再び2人に抱きつき3人で飛び跳ねていた

ハジメ｢お前ら何騒いでんだよ。｣

聞き覚えのある声がして振り返るとドアの所にハジメがいた

A｢あ！ハジメ！｣

兎万兎｢ちっ。来やがったか。｣

三鶴｢oh！ソウルメイトのハジメじゃなーい！
　会いたかったぜー！｣

ハジメの眉間にシワが寄った
懐かしいなこの感じ

昔もよくみっちゃんとうさぴょんと盛り上がってると
ハジメにイラッとされたものだ

でも気が合うんだからしょうがない

三鶴｢今度昔みたいにこの4人でまた飲み行かなーい？｣

兎万兎｢ハジメはいらねえがいいな！賛成！｣

A｢わー！行こうよ行こうよ！
　ね、ハジメ！｣