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∴月〇日土曜日。くもり。
学校に着いたのは13:30頃だった。少し早すぎたかしら、なんて時計を見ながら思う。もうひと月もすれば梅雨の時期だからか、なんとなくじめじめとした天気である。
体育館の方へ向かおうと砂利を踏みしめ踏みしめ歩を進める。音楽室のある棟の近くを歩けば華々しいトランペットのファンファーレが聴こえた。吹奏楽部は7月にコンクールなんだっけ、なんて無所属故にどうしても他人事になってしまうのだが。
「･･･あ、やってるやってる」
校舎から体育館へ向かう通路は上靴でないと通れないので、その近くのコンクリートを土足で進む。キュ、キュ、と靴が床に擦れる音からボールが勢いよく叩きつけられる音まで全部聞こえる。
聞き覚えのある掛け声もちらほら。
しかし約束は14:00で、今はまだ13:40くらいだ。
仕方ないから入口の端に座っておくことにした。
差し入れは一応持ってきたけど迷惑だったかなとか、バレー部の人達が全員食べられるものかなとか、そもそも足りるかなとか考えているうちに15分前までせまっていた。
そろそろ良いかな、と思ってひょこり。顔だけで体育館の中を覗いてみる。
「サムおまえサボんな言うとるやろ！」
「これから試合やのに体力使い切ったらどうすんねん」
双子は部活中でもぎゃあぎゃあやるらしい。
どこでも彼らは通常運転か、と何となく安心したところで、パチリと目が合った。
知らない子と。
切れ長の目にセンター分けの前髪。治くん以上に眠そうに見える。
本能的に隠れてしまった。別に隠れなくて良かったんだけども。
すると数十秒後、上から声が降ってきたのだ。
「何や来てたんかAちゃん。入っとったらええのに」
「治くん！」
「ああ、どこかで見たことあると思った。噂のAちゃんね」
「ええと･･･」
汗をタオルで受け止めながら体育館の中へ案内してくれる治くん。すごい荷物じゃん、と先刻のセンター分けの子が差し入れをいれたビニール袋を持ってくれた。はじめまして、スナです。と自己紹介をしてくれたので、私もしなくちゃと口を開いた瞬間だった。
侑くんによって遮られたのは。
「Aちゃんやんか！何したん！」
「こんにちは侑くん。練習試合見に来たんだけども」
聞いてへん！と心底びっくりしたようである。まさかとは思うが治くん、伝えてなかったのだろうか。視線で訴えると�� 俺はちゃんと言ったで �瓩噺�パクが返ってきた。
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シノメ(プロフ) - REOさん» 本当ですか！？ありがとうございます！（；；）侑くん格好良いですよね...おかげで妄想が進みます（笑）先刻二部を公開しましたので、是非ご覧下さい！ (2019年9月21日 16時) (
レス) id: 56e895e066 (このIDを非表示/違反報告)
REO - すみません、めっちゃおもしろいです！あと侑がイケメンです！続きまってます！ (2019年9月20日 18時) (レス) id: ae6187a256 (このIDを非表示/違反報告)
シノメ(プロフ) - 來さん» 嬉しいです！ありがとうございます...！おそらく二部公開は今週末になりそうです！長い間お待たせして申し訳ありませんが、もう少し待っていてくださいね！ (2019年9月17日 17時) (レス) id: 56e895e066 (このIDを非表示/違反報告)
來(プロフ) - キャラクターが可愛い！！もうそれしか言えないです。夢主ちゃんも人間味があってとても素敵でした！二部も楽しみにしています、頑張ってください！！ (2019年9月15日 22時) (レス) id: 5f382bf3f2 (このIDを非表示/違反報告)
シノメ(プロフ) - 神夜神美さん» ありがとうございます…！評価をしてくださるだけでもとっても嬉しいです！更新を頑張る糧になりました！完結まで頑張ります！ (2019年9月9日 19時) (レス) id: 56e895e066 (このIDを非表示/違反報告)
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