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「ヌナ、なんか食べに行こ！
病院食、マジでおいしくなかったんだよ？」
手を引かれながら、こうして歩いていると高校生に戻ったみたい。
ジョングクは検査に異常もなくて、すぐに退院できた。
『そうだね。今日は美味しいもの食べよう。』
ジョングクと並んで歩くこの街は、
色付いていた。
「ヌナー、腹減った。」
週の半分はこうして、ジョングクが夕飯を食べに来るようになった。
ジョングク用のグラスが増えて、お皿が増えて、お箸が増えて。
玄関にはジョングクのサンダルがあって。
ヌナの部屋は色がなさすぎるなんて、ぬいぐるみをたくさん持ってきて。
それと同じように、わたしの心も埋まってゆく。
「ヌナ、仕事には慣れた？」
わたしがカフェを辞めてしまったこと知ると、働き先まで見つけて来てくれた。
『うん。仕事内容も変わらないし、みんないい人
だよ。』
あの日、ジョングクは言った。
わたしのせいじゃないと。
なら、そばにいることを許してほしい。
わたしの大切な人。
どうか、奪わないでください。
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sayu_(プロフ) - 22.2.22 次のページへの送りボタンの表示がおかしくなっていため修正させていただきました。 (2022年2月22日 18時) (
レス) @page1 id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
sayu_(プロフ) - 読んでくれた方。お気に入り、評価してくれた方。ありがとうございます！ (2021年4月17日 5時) (レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sayu_ | 作成日時：2021年4月16日 21時
