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" ジョングク、ジョングク!
写真の人さ、俺がバイトしてる店の通りにある
カフェの店員さんだったよ!"



カフェの場所を聞くと、講義もほっぽり出して大学を飛び出した。







「あの! クォン リラって人いますか?」


カフェにたどり着くと、


「ああ、リラさんなら

「お客様、申し訳ありませんが個人情報はお教え
できません。」

女の店員が応えてる途中で、後ろから来た男の方がそれを遮った。


だけど女の人は確かに " リラさん " と口にした。



" ヌナはここにいる。"



馬鹿みたいに心臓がドクドクして、手も震えた。



明日また来よう。そう思ってはみても一刻も早くヌナに会いたくて... しばらく辺りを彷徨った。



会えたら、第一声はなんて言おう。

お待たせ? 迎えに来たよ? なんかしっくりこないな。


ヌナは俺を見てどんな顔するだろう。

優しく笑いかけてくれる? それとも泣いてしまうだろうか?



気がつくと、またカフェの前に来ていて...
カフェを出てからもう数時間経っていた。



もう一度外からカフェの様子を伺ってみたけど、やっぱりヌナはいなかった。



「そんな上手くはいかないよな... 」



とりあえず出直そうと帰路に着いてはみたけど
脚は重くて、何度もカフェの方に振り返りとぼとぼと歩いていた。



「ヌ... ナ、」


道路を挟んだバス停に佇んでいる人。

少しの距離があっても確信した。




「ヌナっ!!」



やっと、やっとだ。



「… やっと、みつけた。 」


ヌナに会えたらって考えていたことなんて何も出てこなくて... 言葉にならなかった。


ただ、ヌナの存在を確かめるように抱きしめた。


ヌナが、俺の腕の中にすっぽり収まってる。


" 痩せたの? それとも離れていた間に俺がでかくなったのかな? "



ヌナ、もう大丈夫だよ。






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sayu_(プロフ) - 22.2.22 次のページへの送りボタンの表示がおかしくなっていため修正させていただきました。 (2022年2月22日 18時) (レス) @page1 id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
sayu_(プロフ) - 読んでくれた方。お気に入り、評価してくれた方。ありがとうございます! (2021年4月17日 5時) (レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:sayu_ | 作成日時:2021年4月16日 21時

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